和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

桜/今日の俳句≪No.1505≫   

2014年02月19日 07時30分22秒 | 今日の俳句


     ☆桜/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No.1505≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)2月19日(水)

○ 万国郵便連合加盟記念日
 1877(明治10)年のこの日、日本が、郵便の国際機関・万国郵便連合(UPU)に加盟した。
 万国郵便連合ができたのは1874(明治7)年で、日本は独立国としては世界で23番目、アジアでは最初に加盟した。戦前に一度脱退し、1948(昭和23)年6月1日に再加盟した。

○ プロレスの日
 1954(昭和29)年のこの日、日本初のプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村組対シャープ兄弟の試合が開催された。

○ 強制収容を忘れない日
 1942(昭和17)年のこの日、ルーズベルト大統領の命令により、アメリカ在住の日系人11万2千人が強制収容所へ転住させられた。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



  ■※今日の俳句※■


  古都巡るしだれ桜をふりだしに
       冨岡新太郎


  車椅子の囲みししだれ桜かな 田中呑舟
       田中呑舟

  五月雨ややうやく湯銭酒のぜに
       蝶花楼馬楽



※ <五月雨ややうやく湯銭酒のぜに 蝶花楼馬楽>

 五月雨は古くから俳諧に詠まれてきたし、改めて引用するのもためらわれるほどに名句がある。五月雨の意味は、1.「さ」は稲の植付けで「みだれ」は雨のこと、2.「さ」はさつき、「みだれ」は水垂(みだ)れのこと――などと説明されている。長雨で身も心もくさくさしている売れない芸人が、湯銭や酒を少々買う金に不自由していたが、なんとか小銭をかき集めることができた。
 湯銭とか煙草銭というものはたかが知れている。さて、暇にまかせて湯へでも行って少々の酒にありつこうか、という気持ちである。貧しいけれど、むしろそのことに身も心も浸している余裕が感じられて、悲愴な句ではない。さすがは噺家である。「銭(ぜに)」は本来、金や銀で造られた「お金」ではなく、小銭のことを意味した。
 「銭ぁ、こまけえんだ。手ぇ出してくんな…」で知られる落語「時そば」がある。芭蕉の「五月雨の降り残してや光堂」のような、立派で大きな句の対局にある捨てがたい一句。晩年に発狂したところから「気違い馬楽」とも呼ばれた三代目馬楽は、電鉄庵という俳号をもっていた。妻子も弟子もなかったが、その高座は吉井勇や志賀直哉にも愛された。
 「読書家で俳句をよくし(中略)…いかにも落語家ならではの生活感にあふれた句を詠んでいる」(矢野誠一)と紹介されている。他に「ご無沙汰の酒屋をのぞく初桜」がある。矢野誠一『大正百話』(1998)所載。(八木忠栄)



※ <初花となりて力のゆるみたる 成瀬正俊>

 この時期、ソメイヨシノを見上げて立ち止まること幾たびか。花を待つ気持ちが初花を探している。今にも紅をほどかんとしているたくさんの蕾を間近でじっと見ているとぞわぞわしてくるが、それは黒々とした幹が溜めている大地の力を感じるからかもしれない。
 初花、初桜は、青空に近い枝先のほころびを逆光の中に見つけることが多い。うすうすと日に透ける二、三輪の花は、まさにほっとゆるんだようにも見える。そしてほどけた瞬間から、花は散るのを待つ静かな存在になる。蕾が持っていた力は一花一花を包みながら、やがて満開の桜に漲っていく。『花の大歳時記』(1990・角川書店)所載。(今井肖子)


【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)2月19日(水)より転載】


 ■※わが友に贈る※■


 仲良き団結の中に
 妙法の偉大な力用は
 生き生きと躍動!
 広布への心一つに
 功徳あふれる行進を!

       2月19日



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   ■※名字の言※■


(2/19)

すし店の店長から聞いた話。修業時代、やっともらえた休暇で、久々の帰郷をすることに。とはいえ、新米ゆえの薄給。往復の汽車賃で財布は底をつき、土産を買う余裕などない。そこへ親方から数個の卵を渡された。“玉を焼いて手土産にしろ”と



いつもは饒舌な母が目を潤ませ、黙って箸をつけていたという。母がかみしめたのは、親方の真心、そして、息子が自分で決めた道を真っすぐに進んでいることへの喜びだろう。母にとって、わが子の成長した姿以上の贈りものはない



厳しい寒さが続く秋田県から心温まるエピソードが届いた。ある支部婦人部長が18年越しの対話を実らせ、母を入会に導いた。座談会の席上、その喜びを語った。“最高の親孝行がしたい”と祈り続けた彼女の思いを知る同志は、大きな拍手でたたえた



その時、会場の少年少女部から高等部まで、未来部員が立ち上がり、「母」を歌い始めた。広布の母を祝福する“サプライズ(驚かせる)演出”だった。大人たちは笑顔で、未来部員に歌声を重ね、最後は全員での合唱となった



母を思う気持ちに、国の違いも、時代の違いも、世代の違いもない。全ての人の心をつなぐ。報恩に生きる大人の姿は、次代への確かな道しるべとなる。(城)

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