和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

福光(五十一)新・人間革命

2011年11月01日 13時24分37秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    福 光(五十一)

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 山本伸一は、「大切なのは生命力ですよ。わかりますね」と、確認するように言い、壮年の反応を見ながら、言葉をついだ。

 「人間は、仕事がなくなってしまえば、落胆するし、ましてや、先が見えない状況になれば、無気力になったり、心がすさんでしまったりしがちです。

 その時に、生命力にあふれ、元気に、勇んで挑戦しようとする姿は、人びとに、かけがえのない勇気を与えます。勇気は、波動していきます。また、学会員の前向きで元気な、生き生きとした挑戦の姿は、仏法の力の証明になります。宗教の力は、人の生き方にこそ、表れるものなんです。

 転職して、新しい仕事に就くとなれば、炭鉱での技能や経験は生かされない場合が多いでしょう。それだけに、挑戦心に富み、元気で、粘り強く、はつらつとしていることが大事になります。企業側も、悲観的で無気力な人を雇おうとは思わないものです。

 つまり、厳しい状況になればなるほど、磨き鍛えてきた生命という“心の財”は輝いていくんです。閉山だろうが、不況だろうが、“心の財”は壊されません。なくなりもしません。そして、“心の財”から、すべてが築かれていきます。

 いわば、逆境とは、それぞれが、信心のすばらしさを立証する舞台といえます。

 人生の勝負は、これからです。最後に勝てばいいし、必ず勝てるのが信心です。

 苦闘している皆さん方に、『今の苦境を必ず乗り越えてください。必ず勝てます。勝利を待っております』と、お伝えください」

 「はい、ありがとうございます!」

 壮年は、ほおを紅潮させて答えた。

 オーストラリアの国民的作家で、詩人のヘンリー・ローソンは、うたっている。

 ――「時代は厳しい。しかし、怯んではいけない。勇気をもって戦い続ければ、いつの日か、今の苦しみを笑える時が、必ず来るのだから」(注)

 嵐のあとには、やがて青空が広がる!


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【「聖教新聞・2011/11/1(火)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/topt=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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