和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

今いる場所で、最善の力を注ぐ!

2012年11月19日 06時47分18秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月19日(月)より転載】


      

(11/19)
 厚生労働省の調査によれば、2009年の新規学卒者の3年以内の離職率は中学卒でおよそ64%、高校卒で36%、大学卒で29%に上る。
離職が一概に悪いとはいえないが、仕事を覚えるには一定の期間が必要なことも事実だろう



例えばプロ野球では、投手は先発、中継ぎ、抑えの分業制。
試合の中で、それぞれの役割がある。
対応力、忍耐力を問われるのは中継ぎだ。
登板の場面は、勝ち試合、敗戦処理、接戦など、さまざまである



「調子が悪くても、疲れていても嫌とは言えず、投げられるところまで、投げてしまう」と、ある中継ぎ投手。
別の投手は「一球で流れを呼び込むこともできるし、壊してしまう怖さもある」(『中継ぎ投手』澤宮優著、河出書房新社)




場面を選べず、与えられた条件の中で苦心して打者を封じる。
それを積み重ねて、ある者は一流の中継ぎへ、ある者は先発、抑えへと成長していく。
仕事とは、そういうものだろう



池田名誉会長は若き友に、「はじめから自分の希望通りの仕事ができる人は、多くありません」「単調で地味に見える基本を、着実に身につけてこそ、将来、大きく飛翔するための力となる」と。
今いる場所で、最善の力を注ぐ。
そこから必ず見えてくるものがある。
         (敬)


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