和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅16/小説「新 ・人間革命」

2013年05月22日 07時27分17秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月22日(水)より転載】

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奮迅16(5/22)
 教学試験は、各人の教学研鑽の努力を評価し、さらに張り合いをもって精進を重ね、信心の深化、成長を図るために実施されるものである。
したがって、その機会を、より有効に、広宣流布の前進につなげていくことが、幹部としての大事な使命といえよう。

 後輩を人材に育てるために、全力で応援し、試験に合格した人には、一段と奮起し、成長していけるように、讃え、励ますことである。
先輩幹部が、わがことのように手を取って喜び、励ましてくれたならば、どれほど大きな意欲が引き出されるか。

 反対に、先輩が、賞讃も、激励もせず、知らん顔をしていたのでは、後輩が大飛躍できるチャンスをつぶしてしまうことになる。

 それは教学試験に限ったことではない。
人材育成グループのメンハ゛ーになった人や、表彰を受けた人に対しても同様であろう。

 とともに、いや、それ以上に重要なことは、教学試験に合格できなかった人や、人材育成グループに入ることのできなかった人、実績がありながら表彰されなかった人などへの励ましである。

 組織というのは、何かを行う時、どこかで“線引き”をしなければならない場合がある。
大切なのは、該当しなかった方々への心配り、迅速な励ましを、リーダーは決して忘れてはならないということである。

 それを忘れれば、組織主義に安住してしまい、早晩、組織から人間性は失われ、冷ややかな官僚主義に陥ってしまうことになる。
山本伸一は、そのことを深く憂慮し、断じてそうはさせまいとの思いで語ったのである。

 「教学試験に合格された幹部の皆さんを、私は心から祝福するとともに、合格のみでは“理”であることを申し上げておきたい。

 日蓮大聖人の仏法は“事”であります。
日々月々、広宣流布のために、汗まみれになって実践していってこそ、成仏につながる。

 私どもがめざすべきは、有解有信でありますが、有解無信の人よりも、無解有信の人の方が、はるかに尊いことを知ってください」


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