和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

山桜/今日の俳句≪No.1506≫  

2014年02月20日 06時03分48秒 | 今日の俳句


     ☆山桜/今日の俳句☆


彡------☆★☆*≪No.1506≫------☆★☆*☆------☆☆彡
2014年(平成26年)2月20日(木)

○ 旅券の日
 外務省が1998(平成10)年に制定。
 1878(明治11)年のこの日、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用された。
 それまでは、「御印章」「海外行免状」と呼んでいた。

○ 交通事故死ゼロを目指す日
 日本政府が「生活安心プロジェクト」の一環として2008(平成20)年から実施。
 2月20日と、春・秋の全国交通安全運動の期間中の4月10日・9月30日。
 交通事故死ゼロを目指す日 <4月10日>・交通事故死ゼロを目指す日 <9月30日>

○ 歌舞伎の日
 1607(慶長12)年のこの日、出雲の阿国が江戸城で将軍徳川家康や諸国の大名の前で初めて歌舞伎踊りを披露した。

○ 普通選挙の日
 1928(昭和3)年のこの日、日本で初めて普通選挙が実施された。
 納税額に関係なく、すべての男性に選挙権が与えられた。女性も参加した完全な普通選挙が実施されるようになったのは1946(昭和21)年4月10日の総選挙からである。
 婦人参政記念日・女性の日 <4月10日>

○ アレルギーの日
 日本アレルギー協会が1995(平成7)年に制定。
 1966(昭和41)年のこの日、免疫学者の石坂公成・照子夫妻が、ブタクサによる花粉症の研究からアレルギーを起こす原因となる免疫グロブリンE(lgE)を発見したことを発表した。

○ 尿もれ克服の日
 排尿障害の病気を克服した女性らで作る団体「ひまわり会」が2005(平成17)年に制定。
 「尿(2)も(英語でtoo=2)れ(0)」の語呂合せ。

※ 多喜二忌
 プロレタリア作家・小林多喜二[こばやしたきじ]の1933(昭和8)年の忌日。
 東京・赤坂で特高警察に捕らえられ、その日のうちに拷問によって虐殺された。一九〇三年、秋田県の農家に生まれる。
 「蟹工船」の発表で、プロレタリア文学を代表する作家となる。戦時下、非合法活動で逮捕され、特高警察の拷問により殺された。昭和八年没、二十九歳。

※ 鳴雪忌,老梅忌
 俳人・内藤鳴雪[ないとうめいせつ]の1926(大正15)年の忌日。別号の老梅居から「老梅忌」とも呼ばれる。
「 弘化4.4.15 (1847.5.29) ~ 昭和1.2.20 (1926)」
 明治大正時代の俳人。本名素行。伊予松山藩士内藤同人の長男として江戸に生まれる。漢学を修めたのち,京都へ遊学。長州征討の従軍などを経て官吏となる。
 明治25(1892)年に正岡子規に俳句を学び,南塘,破焦の号で句作を始めた。和漢の学識と明治の情調にあふれた「初冬の竹緑なり詩仙堂」などの句は国民的に親しまれている。
 また,飄々乎として円満洒脱な人柄は万人から敬慕された。その死は,明治俳句の終焉を象徴するものであったともいえるであろう。著書に『鳴雪句集』(1909),『鳴雪自叙伝』(1922),『鳴雪俳句集』(1942)などがある。
(平石典子)

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】



  ■※今日の俳句※■


  山桜兵士のころの夕ごころ
       保坂加津夫


  山桜の俳句車椅子の囲みししだれ桜かな 田中呑舟
       田中呑舟

  山桜輪吊りにまはし売り軍手
       加倉井秋を


※ <やまざくら一樹を涛とする入江 安東次男> 
 ひっそりとした入江に、一本の山桜の姿が写っている。あまりにも静かな水面なので、涛(なみ)がないようにも見えるのだが、山桜の影の揺れている様子から、やはり小さな涛があると知れるのである。
 いかにもこの人らしい、いわば完璧な名調子。文句のつけようもないほどに美しい句だ。すでにして古典の趣きすら感じられる。「俳諧」というよりも「俳芸」の冴えというべきか。そこへいくと同じ山桜でも、阿波野青畝に「山又山山桜又山桜」というにぎやかな句があり、こちらはもう「俳諧」のノリというしかない世界である。
 次男の静謐を取るか、青畝の饒舌を取るか。好みの問題ではあろうけれど、なかなかの難題だ。ここはひとつ、くだんの山桜自身に解いてもらいたいものである。『花筧』(1991)所収。
(清水哲男)

※ <山桜輪吊りにまはし売り軍手 加倉井秋を>
 雪かと見紛う真っ白い山桜が咲きはじめた。取り合わせて、真新しい白い軍手(ぐんて)。「輪吊りにまはし」とは面白い言い回しだが、小さな洗濯物を干すときに使う輪状の物干しにぐるりと軍手が吊り下げられている。
 この白色と白色との取り合わせに、何を思うか。それは、読者が「軍手」に何を思うかによって決定されるだろう。大きく分ければ、二通りに読める。農事に関わる人ならば、軍手は労働に欠かせない手袋だ。
 ちょうど山桜が咲く頃に農繁期に入るので、万屋(よろずや)の店先で新しい軍手を求めているのである。店の裏山あたりでは、山桜がぽつぽつと咲きはじめているのが見える。毎春のことながら「さあ、忙しくなるぞ」と、自分に言い聞かせている。
 また一方で、ちょっとした登山の好きな人ならば、登山道の入り口ちかくに軒を連ねている店を連想するだろう。軍手は、山菜採りなどで怪我をしないために使う。これから登っていく山を見上げると、そこここに山桜がまぶしい。軍手を一つ買い杖も一本買って、準備完了である。
 さあ、わくわくしながらの出発だ。いずれの読みも可能だが、私の「軍手」のイメージは、どうしても農作業に結びついてしまう。ごわごわとした真新しい軍手をはめるときの感触は、いまだに記憶に残っている。ちなみに、なぜこの手袋を「軍手」と呼ぶのだろうか。旧陸海軍の兵士たちが使っていたからというのが、定説である。『俳諧歳時記・春』(1968・新潮文庫)所載。
(清水哲男)

【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】


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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)2月20日(木)より転載】


 ■※わが友に贈る※■


 我らの座談会は
 地域の心のオアシスだ。
 あの友に希望を!
 この友に勇気を!
 歓喜の語らいを共に!

       2月20日



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   ■※名字の言※■


(2/20)
「アフリカの皆さんの顔がとっても輝いていて、引き寄せられるように一気に読みました」。本紙で連載したアフリカ座談会に寄せられた声だ



座談会の中で、はっとさせられる発言があった。「自分は何のために生きているのか」。ある国のリーダーは入会前、こう悩んでいた。そのとき、池田SGI会長の書籍を手渡され、「自他共に幸せになっていく」ことが人生の目的と知り、人を幸福にしていくため、入会した



“宗教とは、人間が生きる、この神秘的な世界の地図のようなもの”と表現したのは、英国の歴史家トインビー博士だ。さらに博士は「それは人生に不可欠なものです」(『池田大作全集第3巻』所収『21世紀への対話』)と



確かに人生は神秘的だ。どうしようもない不幸な出来事も起こる。しかし、そうした荒波をも乗り越えて、幸福の港へと進みゆく、確かなる軌道が必ずあるはずだ。それを指し示し、導いてくれるものこそ真の宗教であろう



今月の座談会拝読御書に「殿一人に かぎるべからず」(1557頁)と。「あなた一人が信じるだけでなく、信心をすすめて人を救っていきなさい」。妙法という“人生の地図”が教えるのは、自他共の幸福の生き方。その大道を勇気を持って歩んでいきたい。(進)

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