和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

女優“森光子さん”

2012年11月20日 06時48分41秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月20日(火)より転載】


      

(11/20)
 女優の森光子さんが初主演の舞台を踏んだのは41歳の時だったと、訃報に接して知った。
大女優としては、あまりに遅咲き。
鳴かず飛ばずの悔しい青年時代に負けなかったことが、人生の大輪を咲かせた原動力になったと思うと、「艱難汝を玉にす」と、あらためて教えられる



「あいつより うまいはずだが なぜ売れぬ」。
森さんが下積み時代に詠んだ句という。
不屈、自身の可能性を信じる強さこそ、森さんの人生を支えていた



「鳴かず飛ばず」は元来、“飛躍の時をじっと待つ”という意味である。
中国の故事に由来する。
3年間飛ばず鳴かずにいる鳥は、ひとたび飛ぶと天まで上がり、ひとたび鳴けば人を驚かすという。
その”時”が来ることを信じ、人に倍するような努力を持続できるか。
途中でやめてしまうか。
勝負は紙一重だ



岩手・三陸の1級建築士の壮年リーダー。
長引く不況でリストラに。
職が見つからず苦しむが、この地で生きると決めた。
何とか仕事が見つかったところに震災が起きた。
同志を懸命に励ましながら、今は大船渡市で第1号の災害公営住宅の建設へ、現場監督として汗を流す



何があっても諦めず、耐え忍び、前へ進み続けたい。
人生を開く決定打は、常に自分自身の中にある。
         (應)


・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜          

、 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿