和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大きな虹

2010年05月06日 09時26分32秒 | 日記
 こども歳時記 5月

★〓〓★☆〓〓★☆〓★〓


    大きな虹


★〓〓★☆〓〓★☆〓★〓

 ざあざあの雨

 山や野原を

 ジャブジャブあらって

 ぱっと晴れた

 草のいぶき むんむん

 雨あがりのにおい

 みどりは ぐんぐん背のびしながら

 夏がくるのを まつんだね

 ほら みてみて 虹が出た

 どしゃぶりだったから

 かかる虹も大きいのかな

 雲が大泣きしたあとの

 空いっぱいの 笑顔

 まぶしいね



★〓〓★☆〓〓★☆〓★〓


 今まで、一番大きな虹を見たのは、旅先の屋久島(鹿児島県)でのことです。

 同じ場所で、翌日は、同時に2本の虹がかかっているのを見つけて驚きました。

 他の地域とは比べようがないほど、1年を通して、激しい雨がたくさん降る屋久島は、どこよりも美しい虹のかかる島だったのです。

 生きていく中で、悲しいことや苦しいことがあって、たくさんの涙を流すこともあります。でも、その分、かかる虹もまた大きいのだと、旅先の虹が教えてくれました。

「初虹もわかば盛りやしなの山」   小林一茶           


  詩と文・橋出たより      


★〓〓★☆〓〓★☆〓★〓


■ 2010年(平成22年)
 5月5日(水曜日)

 【聖教新聞より転載】



★〓〓★☆〓〓★☆〓★〓


■ こちらも、俳人・和井弘希が渾身を込めて、発行しています。宜しくお願いします。


【ブログ】

http://my.ameba.jp/menu.do

【桜梅桃李の詩(週刊)】

http://mobile.mag2.com/mm/0001104380.html


【和井弘希の文芸政談(日刊)】

http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html

最新の画像もっと見る

コメントを投稿