■ 北斗七星 ■
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妻に従い本州を横断して富山を訪ねた。35年ぶりに彼女の同級生に会うと、埼玉に同級生が二人居ることが分かり、「たなからぼたもち」と喜ぶ妻。すかさず住所を確認した。婦人の突撃パワー恐るべし。
◆
せっかくなので帰りに兼六園へ。まずは腹ごしらえと、そば屋に入った。昼過ぎだというのに大賑わい。黙々とそばをつくる主人、てきばきと客あしらいする女将。この店の元気の源も妻。
◆
食べ終え、勘定に5000円札を渡すと6000数百円のお釣り、はて? 忙しすぎる彼女が1000円札と5000円札を取り違えよこしたようだ。間違いを伝えて余分な額を返し店をでた。爽快な気分。
◆
金沢といえば加賀百万石。NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語」を思い出した。この前田家の繁栄を築いたのは聡明な妻まつの活躍だった。「わたくしにお任せください」の台詞が懐かしい。今も昔も妻に負う所は大きい。
◆
ドラマで覚えている一場面に、まつが太閤秀吉に、ぬか漬けを供するシーンがある。瓜は、秀吉の亡き母が植えた苗をまつが譲り受け育ててきたもの。それを知った秀吉は、ぬか漬けを口にしながら「おっかあに会いたいわ」と涙ぐんだ。
◆
誰人にもかけがえのない存在の母。あすは、「母の日」。母、そして妻に心から感謝。
(六)
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2010年(平成22年)
5月8日(日曜日)
【公明新聞より転載】
……………………………
こちらも、和井弘希が渾身を込めて、発行しています。宜しくお願いします。
桜梅桃李の詩(週刊)
http://mobile.mag2.com/mm/0001104380.html
和井弘希の文芸政談(日刊)
http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html
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妻に従い本州を横断して富山を訪ねた。35年ぶりに彼女の同級生に会うと、埼玉に同級生が二人居ることが分かり、「たなからぼたもち」と喜ぶ妻。すかさず住所を確認した。婦人の突撃パワー恐るべし。
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せっかくなので帰りに兼六園へ。まずは腹ごしらえと、そば屋に入った。昼過ぎだというのに大賑わい。黙々とそばをつくる主人、てきばきと客あしらいする女将。この店の元気の源も妻。
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食べ終え、勘定に5000円札を渡すと6000数百円のお釣り、はて? 忙しすぎる彼女が1000円札と5000円札を取り違えよこしたようだ。間違いを伝えて余分な額を返し店をでた。爽快な気分。
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金沢といえば加賀百万石。NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語」を思い出した。この前田家の繁栄を築いたのは聡明な妻まつの活躍だった。「わたくしにお任せください」の台詞が懐かしい。今も昔も妻に負う所は大きい。
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ドラマで覚えている一場面に、まつが太閤秀吉に、ぬか漬けを供するシーンがある。瓜は、秀吉の亡き母が植えた苗をまつが譲り受け育ててきたもの。それを知った秀吉は、ぬか漬けを口にしながら「おっかあに会いたいわ」と涙ぐんだ。
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誰人にもかけがえのない存在の母。あすは、「母の日」。母、そして妻に心から感謝。
(六)
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2010年(平成22年)
5月8日(日曜日)
【公明新聞より転載】
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