和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

記事のタイ正義37/新・人間革命  

2014年02月14日 19時47分51秒 | 新・人間革命

      
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2014年(平成26年)2月14日(金)より転載】


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 正義37(2/14)

 山本伸一は、個人に即して、創価学会の合唱運動、“合唱祭”の意義を語っていった。

 「“合唱祭”に出演された皆さんは、歌の練習に取り組むなかで、苦手な課題を克服しようと懸命に努力されてきた。それを通して、挑戦の心を育んでこられた。

 また、合唱というのは、自分が上手ならば、それでいいというものではない。大事なのは全体の調和です。したがって、最高の合唱にしようと努力していくなかで、広宣流布への異体同心の団結も培われていきます。

 さらに、皆さんは、“合唱祭”の大成功をめざして、真剣に唱題してこられた。その題目は、信心向上の力となります。自身の大生命力を涌現させ、幸福境涯を開く偉大なる功徳の源泉となっていきます。

 そして、家事や仕事、学会活動をしたうえで、忙しいなか、合唱の練習に通われた。

 それは、有意義な時間の使い方を身につけ、すべてをやりこなす力を引き出す訓練になったことでしょう。

 私どもは、何があろうが、どんな宿命の試練にさらされようが、“希望の歌”“勇気の歌”“喜びの歌”を、さわやかに、さっそうと口ずさみながら、幸せの航路を、勇躍、進んでまいろうではありませんか!」

 文化合唱祭のあと、伸一は、会場を東大宮会館(現在の南大宮会館)に移して、文化合唱祭に招待した十人ほどの僧侶と懇談した。

 彼は、学会は日蓮大聖人の御遺命である世界広宣流布をめざし、重層的な布石をしながら、一途に折伏・弘教の大波を起こしてきたことを語った。そして、今後も、力の限り宗門を守り、僧俗和合して広宣流布、令法久住のために進んでいきたいと訴えた。

 また、僧侶方には、仏の使いである健気な会員を、慈悲の衣で包み込むように、大切にしていただきたいと念願したのである。

 僧の反応は、さまざまであった。頷く僧もいれば、下を向いて視線を合わせぬ僧などもいた。しかし伸一は、心の扉を開こうとするように、誠意をもって語りかけていった。



■語句の解説

◎令法久住/「法をして久しく住せしめん」と読む。法華経見宝塔品第十一の文。未来にわたって、妙法を伝えていくこと。



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