☆暖か/今日の俳句☆
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2014年(平成26年)4月2日(水)
■ 今日の主な記念日 ■
○国際こどもの本の日(International Children's Book Day)
国際児童図書評議会(IBBY)の創設者・イエラ・レップマンの提唱により、国際児童図書評議会が1966年に制定。
デンマークの童話作家・アンデルセンの誕生日。
○週刊誌の日
1922年のこの日、『週刊朝日』と『サンデー毎日』が創刊された。
○図書館開設記念日
1872(明治5)年のこの日、東京・湯島に日本初の官立公共図書館・東京書籍館が開設された。
○世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)2007年12月の国連総会で制定された国際デー。
○五百円札発行記念日
1951年のこの日、岩倉具視の肖像の500円札が初登場した。1982年に500円硬貨が発行され、現在では見かけなくなった。
○歯列矯正の日
歯列矯正医院専門のマネージメント会社・オーシーエージャパンが2001年6月に制定。(し)0(れ)2(ツー)で「しれつ」の語呂合せ。
○CO2削減の日
リサイクル部品による自動車修理を行う浜松市の富士金属工業が制定。
「シー(4)オー(0)ツー(2)」の語呂合せ。
※光太郎忌,蓮翹忌
詩人・歌人・彫刻家の高村光太郎の1956年の忌日。
アトリエの庭に咲く連翹の花を大変愛していたことから連翹忌とも呼ばれる。
【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
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■※今日の俳句※■
過ぎ去つてみれば月日のあたたかし
山田弘子
かごめかごめだんだん春の近くなる
横井 遥
あたたかきドアの出入りとなりにけり
久保田万太郎
※<あたたかきドアの出入りとなりにけり 久保田万太郎>
朝日文芸文庫新刊(97年4月刊)結城昌治『俳句は下手でもかまわない』所載の句。うまいですねー。この無造作な語り口。一歩誤れば実につまらない駄句になる所を、ギリギリの所で俳句にできる作者の腕の確かさ。
まさに万太郎俳句の精髄がここにある。季語は「暖か」。この句の舞台はビルでしょうね。すると、ドアは回転ドアか。くるっと回れば、もう外は春です。杉の花粉も飛んでくるけど……。
(井川博年)
※<かごめかごめだんだん春の近くなる 横井 遥>
まだまだ寒さ本番とはいえ、どこかで春の大きなかたまりがうずくまっているのではないか、と予感させる日和もある。夏も冬もどっと駆け足で迫りくる感じがあるが、春だけは目をつぶっている間にゆっくりゆっくり移動している感触がある。
掲句はそのあたりも含んで、「かごめかごめ」という遊びがとてもよく表しているように思う。輪のなかの鬼が目を覆う手を外したとき、またぐるぐる回っている子どもたちが立ち止まったとき、春はさっきよりずっと近くにその身を寄せているような気がする。
「後ろの正面」という不可思議な言葉と、かならず近寄りつつある春のしかしその掴みきれない実態とが、具合よく手をつないでいる。明日は立春。「後ろの正面だぁれ」と振り返れば、不意打ちをされた春の笑顔が見られるのではないだろうか。
〈あたたかや歩幅で計る舟の丈〉〈大騒ぎして毒茸といふことに〉『男坐り』(2008)所収。
(土肥あき子)
【「『増殖する俳句歳時記』(検索エンジン」より転載】
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※わが友に贈る/名字の言※
【「聖教新聞」2014年(平成26年)4月2日(水)より転載】
■※わが友に贈る※■
今日もまた
新たな挑戦を!
自身を磨く努力を!
若さとは情熱と
永遠の向上の精神だ!!
4月2日
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■※名字の言※■
(4/2)
「十年一剣を磨く」という言葉は、武田信玄と上杉謙信の「川中島の戦い」を詠んだ頼山陽の詩の中にあり、そこから広く知られるようになった。長く鍛錬を積み、忍耐強く、力を発揮する機会を待つ生き方を言う
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『天才1』(マルコム・グラッドウェル著、講談社)という本を読んでいると、「世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要」とある。1万時間は、1日に三時間以上を練習に充てると、およそ10年となる計算。頼山陽の言葉も、あながち当て推量ではないと思った
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中国の伝統演劇である京劇にも、「舞台の三分間を支えるのは十年の稽古」という言い方があるそうだ。名優の評価を確固たるものにしながら、40代半ばで歌舞伎の道に入った香川照之さんが、著書『市川中車 46歳の新参者』(講談社)の中で紹介していた
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芝居の稽古を始めて、その厳しさに五臓六腑をちりちりと萎縮させ、身をすくませる思いがする。その苦しみも、自分だけが味わえると思えば、楽しくさえあるーーその言葉を励みに取り組んでいる、と
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一度決めたら貫く。一事を貫くことで、万事に通じる力がつく。ここに人生の妙があろう。新年度が始まった。一歩を踏み出す時である。 (啓)
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