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八神純子「I‘m A Woman」(1981)
最近気になるシンガーソングライター・藤田麻衣子ちゃん→奇跡の歌声・堀江美都子さん・・・と来れば、もう、次に来るのはこの人しかいません!この人に、○○の○○なんていう飾りことばは無意味でしょう。歌、声、迫力、美・・・すべてを兼ね備えた稀有のシンガーソングライターといえば、八神純子さんを置いてほかに誰がおりましょう!(注:完全に私の主観です。)
私はやっぱりここに帰ってきてしまう運命なのでしょう。
そして今回取り上げるのは「I‘m A Woman」。1981年の作品ですから、「パープル・タウン」→「Mr.ブルー」とヒットを連発した時期の曲ですね。
「パープル・タウン」以来、ハードな路線に移行しつつあった折にリリースされたこの曲、とにかく、カッコいい!。純子さんのヤマハ時代のシングルの中では、私はカッコよさでは№1だと思ってます!
言葉でどういうふうに表現すればいいか、難しいんですが、まず、大きなポイントは、純子さんのトレードマークとも言える、あの美しいハイトーンやロングトーンを封印してるところでしょう。あの、美しい高音の代わりに、パワフルな歌を聴かせてくれてるところが、純子さんの新境地と言えるかもしれません。
パワフル、ということでは、サビに入る前の
♪抱きしめて ひとときでも その時がすべて・・・
というところは、純子さんらしくない、ドスが利いてます!
そしてサビの
♪I‘m a woman keep on burning・・・
情熱の炎 果てるまで・・・
と、昇りつめます。聴いてる方も“果て”ます!
で、B面は「ネバーランドの男の子」。この曲は幸い、「ポプコン マイ・リコメンド 八神純子バラード」に収録されてますから、CDとして今でも入手可能です。
この曲は、前半部がバラードっぽく入るんですが、途中でアップテンポに変わるという、対応としては「パープルタウン」に似たタイプの作りです。起伏が激しくて、つかみどころがないまま、エンディングは美しいメロディで終わるんですね。純子さん作曲の曲ですが、なかなか、実験的というか、凝ったつくりの曲です。
で、最後に、このジャケットですが、純子さんのこれまでのシングルでは初めての顔のどアップ!しかも、得意の「Woo・・・」と歌ってる顔のアップです。めちゃ、インパクトあります!いわゆる純子さん顔じゃないんですが、ジャケットからも、“お嬢さん”の殻を破った純子さんの意欲が感じられますね。ジャケット的にもカッコよさ№1かな。
そんな純子さんの11枚目のシングル「I‘m A Woman」、何度聞いても、力が湧いてきます。スポーツなんかの試合前とかに聴くと、いいかもしれません。
そうですね、つい最近、卓球の世界選手権で、残念ながら3位の終わった日本チーム、そのエースといっていいでしょう、福原愛ちゃんに、この曲を贈りたいですね。私、愛ちゃんファンなんで、この純子さんのパワーを愛ちゃんにあげたい、そんなこと思う今日この頃です。