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kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

アイドル雑記帳 富田靖子「スウィート」&「嫌いキラキラ愛してる」

2007-10-13 15:27:17 | 富田靖子

富田靖子「スウィート」(1985)

今回は、靖子ちゃんが声で出演する新番組「星の詩」開始記念ということで、3枚目のシングル「スウィート」です。
(ただし、私の住む名古屋地区では残念ながら放送はありません・・・(涙))

この曲は、靖子ちゃんが、映画とのカップリングなしでリリースした最初の曲です。ということで、“歌手 富田靖子”で勝負した曲なわけですね。
映画「ときめき海岸物語」以降、ボイストレーニングをやって、歌にも力をいれてきた靖子ちゃん。確かに、声の伸びは、それまでとは断然違います。まあ、アイドル歌手としては、平均くらいの歌唱力はあるかなあ?
しかし、靖子ちゃんの声には、独特の響きみたいのがあって、なんか、声に余韻が残るような感じがします。
この曲は、作詞:三浦徳子さん、作曲:鈴木キサブローさん。
女の子の微妙な恋心を歌った曲で、ミドルテンポで、音はドラムが効いていて、ちょっとハードな感じです。

この曲もいいんですが、個人的には、B面の「嫌いキラキラ愛してる」がいいんですね~。こちらは、作詞・作曲:奥野敦子さん。奥野さんは、1980年に「ジェニーはご機嫌ななめ」という名曲でデビューした「ジューシィ・フルーツ」のヴォーカルの方なんですね。この人選もすごい気がします。アグレッシブですよ。

で、なんでこの曲が好きかというとですねえ・・・いわば、コンサートでの掛け合い曲なんですね。
サビの部分の
♪愛してるの(わかってるさ) あなただけなの このときめき(僕の気持) わかってくれない 愛してるの(愛してるよ) あなただけなの 熱い思い(僕の心) わかってくれない・・・
の部分がそうなんですが、なんと、歌詞カードに注書きがって、(  )の部分は、コンサートの時、みなさんも一緒に唄って下さいね、と書いてあるのです。
しかも、この曲はアップテンポのノリノリのリズムだし、詞もかわいい感じなので、聴いても、歌っても、楽しい曲なんです。

そうそう、この曲を出した後、靖子ちゃんの全国ツアーがありました。私は当時住んでいた福岡の都久志会館での、いわば福岡凱旋コンサートに行きましたよ。2年目の予備校生でしたけど。その時、この曲が一番盛り上がりましたからね。というか、私は、この曲で声を嗄らしたこと意外、あまり記憶がないんですよ。

この曲、B面にするにはもったいない曲です。

そんなわけで、この「スウィート」と「嫌いキラキラ愛してる」は、私にとって、生涯唯一の靖子ちゃんのコンサートの思い出につながる曲なんです。

最後になりましたが、このジャケットの写真もいいですね。おそらく、靖子ちゃんの髪が最も短かった頃の写真です。ボーイッシュな感じがかわいいです。
で、このポートレートの、ライティングとか背景の感じとかで、なんとなく、どこかで見たような写真じゃありませんか・・・?気づいた方は、写真ファンですね。
そうです、あの巨匠、篠山紀信さんの手によるジャケット写真なのです。

こんなこと、言いたくはないですが、この頃は、事務所も目いっぱい力入れてたんですよね。それを思うと今は・・・まあ、愚痴はやめましょう。
こんな素敵なレコードを残してくれたことだけでも、ありがたいことですよ。

アイドル雑記帳 富田靖子「さびしんぼう」

2007-09-10 00:14:35 | 富田靖子

富田靖子「さびしんぼう」(1985)

靖子ちゃん3枚目のシングル。いわずと知れた映画「さびしんぼう」の主題歌です。
知ってる人は知ってるでしょうが、作曲は、フレデリック・ショパン、そう、あのピアノの詩人と呼ばれたショパンで、原曲名は、あの有名な「別れの曲」ですね。正確には「エチュード作品10第3番ホ長調」と言うそうです。
この曲で思い出すのは、武田鉄矢主演のドラマ「101回目のプロポーズ」で、プロポーズとして弾いた曲。で、その相手役を演じたのは、ここ一番で見事に涙をぽろぽろとこぼす浅野温子さん。ん・ん・ん、浅野温子さんといえば・・・ドラマ「素晴らしきかな人生」で、靖子ちゃん演じる初音さんの恋人(フィアンセだったっけ?)役の織田裕二が、初音さんを振って、行った相手。そして、靖子ちゃん演じる初音さんは、ショックで自殺・・・っていうわけで、靖子ちゃんと別れの曲は、結果的にはつながってたんですね。
(と、まあ、これはかなりのこじつけですが・・・)

話を曲に戻しましょう。作詞は売野雅勇さん。河合奈保子、菊池桃子、中森明菜などにも作品を提供されてる、アイドル系名作詞家です。編曲が瀬尾一三さん。こちらもアイドルポップスの編曲では、すばらしい仕事をされる方。そういう意味では、作家陣は万全です。
で、歌唱の靖子ちゃんですが、当時のファンクラブ会報では、靖子ちゃん自身、歌にも力を入れていて、ボイストレーニングや、歌のレッスンも意欲的にやっていたと書いてあったのを憶えてます。とは言っても、まだまだ、素人っぽいヴォーカルですが、この曲に限って言えば、歌の巧拙というより、雰囲気が出てるかどうかがポイントであって、靖子ちゃんのヴォーカルは、映画のどこかしらさびしげな雰囲気をうまく出せていて、そういう意味では、作品としては成功だと思います。

曲の感想でいうと、音がとてもシンプルです。それに靖子ちゃんのソフトなヴォーカルがからんでます。もともと、曲自体に抑揚が少ないですから、淡々と流れていくのですが、リズムをとるドラムが効いていて、曲を締めている感じです。いわゆるアイドルポップスっぽくないところが、チャレンジングな感じがします。いわば、女優としての歌、という面を出そうとしたのかもしれませんね。

また、ジャケット写真が、いい雰囲気です。ちょっとさびしげな表情の靖子ちゃんですが、いつも元気少女のイメージがある靖子ちゃんにしては、いい意味で「らしくない」雰囲気をうまく出してます。でも、どんな表情でもかわいいのが靖子ちゃんです!ショートカットも似合ってますしね。靖子ちゃんの仕事の上での充実度も、また、私にとっての靖子ちゃん熱も、この頃が最高潮だったかなあ・・・。
ちなみに、この曲から、苗字が「冨田」から「富田」に変わってますね。

富田靖子ちゃんギャラリー:花王ビオレ編

2007-08-28 20:24:17 | 富田靖子


昨日、ケンウッドでしたんで、その流れで、今日は花王ビオレ行きます。
この広告、たぶん、媒体はGOROじゃなかったかな。

しかーし、満面の笑みが、なんとも言えずカワユス。
しかも、ちょっとはにかんでるところが、初々しくていいです。
私、この頃、ビオレ使ってました、たしか・・・。

靖子ちゃんに関しては、毎度書いてるとおり、長いこと新たな情報がない状態が続いているのですが、この笑顔見て、気をとりなおしていきましょう。

この笑顔を心に持ってる限り、私の中の靖子ちゃんは永遠に不滅ですから・・・。

でも、やっぱり、今の靖子ちゃんに会いたいkosukeでありました。



富田靖子ちゃんギャラリー

2007-08-26 15:37:08 | 富田靖子

靖子ちゃん、昔、ケンウッドのイメージガールやってましたね。
たぶん、まだデビュー間もない頃じゃなかったかな。
「アイコ十六歳」のすぐあとくらいでしょうか?
髪型も、アイコの頃の髪型ですしね。

いやはや、健康的なカットです。
白いポロシャツにショートパンツ、白いソックスに白い運動靴。
若々しさがよく出てますよ。

そういえば、当時、電気店でケンウッドのカタログを集めてました。今は行方不明ですが・・・。
でも、当時はまだそれほどメジャーではなkった靖子ちゃんですから、ケンウッドさんは青田買いだったわけですね。

しかし、かわいいですよ、靖子ちゃん。
こんな時期もあったこと、ファンは忘れてませんからね。
待ってるよ!(って、この声は届かないんだろうけどねえ・・・。)

富田靖子ちゃんの歌が聴きたい・・・「だるまさんがころんだ」

2007-08-07 21:05:23 | 富田靖子


富田靖子「だるまさんがころんだ」(1991)

靖子ちゃんの、オリジナルアルバムとしては6枚目のアルバムです。
1.イントロダクション 2恋かくれんぼ 3.緑の宝石 4.今日子 5.サガンと紅茶 6.よりみち 7.3月の引越し
の全7曲(イントロダクションは、インストなので、靖子ちゃんの歌は6曲)

ともかく、全編、しっとりした作品群で、音もアコースティックで、詞の世界に引き込まれるような曲揃いです。靖子ちゃんのヴォーカルも、大人っぽくなってて、艶があります。1991年ですから、靖子ちゃん、22歳くらいですね。艶はあるけど、かわいらしい声です。うーん、理想的です。

作家陣も、吉田拓郎(2)、南こうせつ(4)(6)、伊勢正三(7)と、フォークの大御所が並びます。この3曲は、きれいなメロディで、聴かせます。この中では、南こうせつの「よりみち」が好きかな。
また、残る2曲を作ったのが高坂里佳という方。詳しくは知らないのですが、アニメの「三丁目の夕日」の曲を手がけた方らしいです。この2曲も素晴らしい。特に「緑の宝石」がいい!ギターの音と靖子ちゃんの声が見事にシンクロしています。

確か、オリジナルとしては、これが最後のアルバムだったんじゃないかと思います。
靖子ちゃんについて語り出すと、長くなってしまうので、それはまたいつかにしましょう。
今日は、この素敵なCDを聴きながら、これまた素敵なジャケット写真を眺めていたいですね。




グラビアの中の富田靖子

2007-06-28 21:02:29 | 富田靖子


私、はっきり言って、靖子ちゃん大好きです。現役で大学受験に失敗し、福岡で浪人生活を始めた頃、靖子ちゃんは「アイコ16歳」で鮮烈にデビューしました。でも、あのころの靖子ちゃんは、まだ博多弁なまりも隠せないくらいの九州っ子でしたし、インタビューなどでも、ふるさとを思う気持ちを語ったりしていたと記憶してます。レギュラーで出ていたラジオ番組で、司会のパーソナリティが「志免町の、志免町による、志免町のための富田靖子」なんてことを言ってました。(志免町とは、靖子ちゃんの出身地で、福岡市の隣町。)
歌手としても、「オレンジ色の絵葉書」、「渚のドルフィン」と来て、3枚目の「スゥィート」を出そうとしていた頃で、歌にも力を入れていたころです。当時のファンクラブの会報には、歌のレッスンもかなり受けていたと書いてあったのを覚えてます。
で、今回紹介した水着のグラビアですが、まあ、水着だからどうこう、ということもないような感じです。水着が似合うアイドルという意味では、下から数えた方が早いんじゃないかなあ・・・。
でも、あの頃、靖子ちゃんは、水着のグラビアに出るくらい、弾けていました。当時隆盛を誇っていた数々のアイドル雑誌にも毎月のように出ていて、アイドルとしての存在感はかなりのものでした。浪人の私は、そんな靖子ちゃんの姿に、元気づけられていました。
そういえば、「スゥィート」のキャンペーンで福岡に来た時、私、見に行きました。朝から整理券もらいに並びました。ただ、当時、カメラという武器を持っていなかったので、勇気を出して、開場前にすぐ後ろに並んでいた、すごいカメラ機材をもった人(たぶん、大学生くらい)に、焼き増し料と送料として千円くらい渡して、写真を送ってもらうようお願いしたんですね。
そのときの写真の1枚がこれです。博多って、人情深いところだと、あらためて感じましたね。

その後、靖子ちゃんは本格派女優の道を歩むべく、シリアスな役や、コケティッシュな役など、どちらかというとアイドル的ではない仕事をやっていくことになるわけですが、そんなことはともかく、靖子ちゃんが自分のアイドルだ、という方は多いと思います。
最近、音沙汰がないのが、なんとも言えず寂しいのですが、私にとっては、靖子ちゃんは永遠のアイドルですから、復帰しようがしまいが、応援していきます。
かりに復帰はないのであれば、一人の女性として靖子ちゃんが幸せになってくれることを祈るだけです。
でも、できれば、まだまだ、ファンに夢を見させてほしい。
アミューズさん、なんとかなりませんか?




アイドル雑記帳 富田靖子「恋かくれんぼ」

2007-06-25 22:25:08 | 富田靖子

富田靖子「恋かくれんぼ」(1990)

靖子ちゃんの歌手活動としては、終盤の頃の曲です。映画が大ヒットした「ALLWAYS 3丁目の夕日」のアニメ版の主題歌だそうです。(私は観てません。)
確か、このシングルCDは、CDショップで久々に靖子ちゃんの曲を見つけて、即購入した記憶がります。1990年というと、映画「BU・SU」と「ほんの5g」の後、しばらく大きな映画の仕事がなかった頃ですね。その後の映画は、「南京の基督」ですからねえ・・・。

で、この「恋かくれんぼ」は作詞:松井五郎、作曲:入江剣というコンビ。
一聴して、どこかで聞いたことあるメロディラインだなあ・・・と思いつつ、入江剣って何者?なんて思ってました。当時はそれで終わっていたんですが、入江剣=吉田拓郎だったということを最近知って、そりゃそうだろう、ってあらためて思いました。どうみても拓郎メロディなんですよ。
私自身は吉田拓郎のファンではないし、世代も若干あとなんですが、彼は過去に松本伊代ちゃんに「恋のバイオリズム」という曲を提供していたこともあり、なんとなく拓郎メロディみたいなものは耳に残ってましたからね。

そんなこの曲、とにかく、淡々としたメロディに乗せて、靖子ちゃんが、まるで朗読するかのように淡々と歌っていくという曲なんです。靖子ちゃん、正直いってメリハリのある曲は苦手だったと思います。もともと歌がうまい方ではなかったですから。でも、この曲は、靖子ちゃんの地声で歌われていて、力がいい感じで抜けていて、彼女のシングルの中では、合ってるという意味ではベストなんじゃないかなあ。聴いていて、ほのぼのとしてきます。まさに、昭和30~40年代の雰囲気です。
当然ながら、シングルも、収録されているアルバムも廃盤ですから、聴く手段はオークションか中古盤屋ということになりますか・・・。一抹の寂しさがありますね。

このCD、ジャケット写真がモノクロなんだけど、かわいい中にも色っぽさがあって、すごくいい写真です。こととき、たぶん21歳だと思います。これから大人の女を演じていく、いい時期だったんですよね・・・。ホント、この写真はいいです。

その後、いろんなことがあった靖子ちゃんですが、それはともかく、ここのところ、全く音沙汰がありません。女優という仕事をしているにしては、おかしいんじゃないか、と思うくらい、仕事がありません。主役とはいかなくても、脇役としていい味を出していたこともある靖子ちゃんなのに、この沈黙はいったい・・・。引退したというのなら、それは仕方ないと思うし、新しい道を幸せに歩んでほしいと見送りたいのですが、引退・休業という情報すらないというのが、どうも気になります・・・。

実は、昨日、「キサラギ」という、アイドルを想うファンの心の機微を描いた映画を観たあとだったので、私にとって、握手もしたし、ツーショット写真も撮ったことのある、かけがえのないアイドルである靖子ちゃんのことを、強く想ってたところです。たぶん、待つしかなんでしょう。待ちます。私は、靖子ちゃんが、笑顔で戻ってくることを。それが、ファンの務めなんだと思ってますから。
そして、また、あの、観ている者を惹き付ける演技で、うならせてほしい。

今日は、そんな想いを込めて、靖子ちゃんの「恋かくれんぼ」を紹介させていただきました。

靖子ちゃん、かくれんぼはもう終わりにしようよ・・・。

映画の中の富田靖子「ほんの5g」

2007-06-08 22:43:33 | 富田靖子

1988年に靖子ちゃんが主演した映画です。
就職活動中の女子大生を主人公に、恋に悩む乙女心を、パチンコをからめて描いた作品です。アイドル女優とパチンコという取り合わせが斬新で、主人公を演じる靖子ちゃんの、不器用な女の子ぶりが、コミカルに描かれてます。
しかし、靖子ちゃんって、不器用な女の子を演じさせたら、素晴らしくいい演技をします。
不器用さが、あまりにも自然なんですよね。
案外、本人も不器用なコなのかも、と思わせてしまいます。
確かに、生放送などで観る靖子ちゃんって、素人っぽさが出てましたもんね。
でも、いざ、作品の中の役を演じるとなると、観てる方がドキっとしちゃうくらい、鮮烈な演技を魅せてくれました。女優になるべくしてなったコだなあと思います。
この映画では、おかっぱの髪型で、田舎から出てきた女子大生を演じてますが、就職活動の面接でおろおろしたり、幼馴染みとの微妙な関係にいらいらしたり、偶然現れた好印象の男性にドキドキしたりと、ちょっと不器用な女の子らしい、味のあるシーンを演じています。
リクルートスーツが、実際のはやりのものと若干違う感じはしますが、それがあまりフィットしてないところがまた、かわいいです。
もともと、靖子ちゃんは、一般的に言うところのスタイルがいい方ではありません。背も低いし、ややぽっちゃり系ですから。まあ、そんなところも、ファンにとってはたまらなくかわいく見えるものですけどね。
ストーリーとしては、パチンコに出会うことによって、新たな出会いがあり、なにかが吹っ切れ、就職活動の重苦しさから抜け出し、一気に弾ける、というところで終わるわけですが、幼馴染み(これを新人の福山雅治が演じてます)との微妙な状況で、スケベしりとりをしたりとか、深夜のパチンコ屋で、パチンコ店の店長(シブがき隊の布川敏和)が、靖子ちゃん演じる女の子の誕生日(実際は間違った誕生日ですが)を祝うのに、真っ暗なパチンコ店で、パチンコ台が一斉にフィーバーしてパチンコ玉が床いっぱいにあふれるシーンとか、なかなか斬新なアイデアのシーンがあって、おもしろい映画です。
この映画、靖子ちゃんのキャリアの中では、中盤にあたる時期で、いわゆるアイドル女優から本格女優への過渡期だったかなあという気がします。
この次の映画に出演した後、しばらく映画から離れ、突然「南京の基督」で衝撃的な復帰を果たすわけですが、この「ほんの5g」の頃の靖子ちゃんは、女優としての円熟味も増していて、微妙な表情やしぐさで、女性の微妙なこころ模様を描きだしてました。
最近、出番が極端にすくなくなった靖子ちゃんですが、こんなすばらしい時期があったんだよ、ということを折に触れ語り継ぐことが、ファンの使命だと思ってます。
と同時に、靖子ちゃんの今後の活躍も祈念したいと思います。



アイドル雑記帳 富田靖子「渚のドルフィン」

2007-05-04 01:19:25 | 富田靖子

富田靖子「渚のドルフィン」(1984)

富田靖子ちゃん(この曲の当時は上に点がない「冨田」でしたが)の、デビュー2本目の映画「ときめき海岸物語」の主題歌です。
作詞:松本隆、作曲:筒美京平の、アイドルポップス黄金コンビによる作品です。
まずは、ジャケットの写真がなんともいえずかわいいです。ちょこんとかぶった麦わら帽子がおしゃれです。アイドルポップスの場合、ジャケット写真で帽子かぶるっていうのは珍しいですね。だいたい、顔全体をアピールしようとしますからね。その辺、さすが名女優の卵の靖子ちゃんです、小道具も見事に使いこなしてます。
ちなみに、ファンの方は当然ご存知でしょうが、この写真はデビューアルバム「見つめてください」のジャケットにも使われました。
この曲は、南紀の海岸を舞台にしたサーファーとの恋(相手役は鶴見辰吾)を描いた映画の主題歌ということもあり、メロディ、アレンジとも海を感じさせる、とてもさわやかな曲です。ちなみに編曲は瀬尾一三。瀬尾さんといって私がぱっと思い出すのは、八神純子さんのアルバム「Mr.メトロポリス」の大半の編曲を手がけた方だなあ、ということでる。もちろん、アイドルポップスの編曲は数知れないんですが。
詞は、少女の初恋的なもので、
♪ボート小屋に走りこんで 天気雨を避けたの 息苦しい胸の乱れ 走ったせいじゃないの
とか、
♪足の下でくずれゆく砂たち 風の中で名前呼んでみたいの こんな気持ちって 生まれてはじめて
とかいう、まさにアイドルワールド全開です。
映画は、作品的には特別どうということはなかったですが、映画2作目の靖子ちゃんの演技は、かわいくて、かつ、しっかりしてるという感じだったと記憶してます。
で、私事なんですが(若干長い私事になりますが・・・)、私、幼稚園・小学校と福岡で過ごし、いったん福岡を離れ、高校卒業し浪人となって再び福岡へ戻ったのですが、靖子ちゃんは福岡出身でしたから、同郷ということもあり、かなりはまってました。ファンクラブにも入ってましたから。
そんな折、この曲のプロモーションで、靖子ちゃんが福岡へ来るという情報をキャッチした私は、すかさずこのレコードを買い、朝から整理券を取りに並び(おい、浪人中やろーが!)、午前の講義が終わってから、行きましたよ、ビブレの屋上。
歌の合間に、靖子ちゃんからのクイズコーナーがありました。当たった人には素敵なプレゼントがあるとのこと。最初の問題は、「今、私が凝っていることはなんでしょう?」というもの。一見、そんなプライベートなこと?と思いますが、雑誌等で常に情報をチェックしていた私、真っ先に挙手!確かほかには手が挙がってなかった記憶がありますが、当然私が指名を受け、いざ、回答は?「アクセサリー集め、でしょ?」靖子ちゃん曰く「正解でーす。おめでとうございます。ステージへ上がってください。」と言われ、意気揚々とステージに上がると、プレゼントは、ツーショットのポラロイド写真でした。そりゃ、もう、舞い上がりましたよ。当時の私にとっての№1アイドルの靖子ちゃんと、30センチ以内に接近でき、写真とってもらえるなんて。その次の問題から、殺気立った挙手合戦が繰り広げられたことは言うまでもありません。ちなみに、その時の写真は家宝として大事に持ってますから、私はサングラスをかけさせてもらい、以下にご紹介します。

この頃の靖子ちゃんは、かわいいけど、まだ素朴な感じがあり、身近なアイドルという感じでしたね。私にとっては、靖子度がピークの達した時期でした。
その後、女優としてブレイクしていくわけですが、その後については、また次の機会にしましょう。
富田靖子ちゃん、私にとっては絶対忘れられないアイドルです。