あるがままに生きる日々とは!

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あの頃を懐かしむ!

2009-02-01 15:49:37 | 老母とのひと時!

 

二人の母を見送って早や半年以上の月日が流れた。

思えば昨年の今頃は姑は自宅にて足腰悪いと言えどもこの寒い季節を

元気に暮らしていた。 

少しずつ動作も緩慢になりお手洗いが間に合わずそのために

オムツぱんつを履いていたが間に合わずに少し失禁する事も

有ったようだ。

そのために足腰悪いのでまめにパンツを変えないからか臭う時が

有り日を追うごとに臭いが増して一瞬戸惑うことが私は有った

昨年のお正月には私共家族と息子夫婦も一緒に新年を迎えたが

その頃には家中に悪臭が立ち込める程になっていた。

嫁の私としては余りいくら年寄りといえどもプライドも有ることだから

面倒向かっては云えずに困り果てていたのが事実だ

半月を姑と過ごす夫もその臭いには困っていた。

夫には姉と妹の女二人が母の身の周りの品々を買い

お世話してくれていたので私は母の衣類などは買ったことが

なかった。 姑も娘には頼みやすかったことも有り私はそれで

良いとさせていただいていた。

臭いの事も夫が姉達に話したら「年寄りだから仕方がないと」言われて

何の改善もされなかった。

私の母は施設に入所して介護士さんのお世話できちっと身の回りは

して頂きそのお陰で母のお部屋に入っても何時も清潔感で溢れ

気持ちがよかった。

私は弟と二人で母を看ていた。 弟は母の着るものなどは分からないので

何時も私が下着から洋服までを買い揃え面会に行く都度必要な

品々を買い持って行ってあげた。

長い年月の間にどれだけの品々を買い求めたか

私達が若かりし頃は几帳面でお洒落な母だった。

父亡き後、自分を無くしても最初の頃は介護士の人が揃えてくださった

洋服は気に入らないと着なかったと

それがやはり歳を追うごとに興味なく益々我を無くしてからは食べこぼし

などで洋服やズボンが汚れていても気にも留めることもなくした。

仕事の帰りにスーパーの入り口で洋服をドレスハンガーにつるして

販売している出店で洗濯の利くセーターや介護用のズボンのすそに

ファスナーが付いた品を買い求めた事か

どうせ汚くなり捨ててしまうので高価な品は必要なかった。

元気な頃はお洒落な母はデパートかシヨッピングセンターでしか

お洋服は買わない人だった。

今は亡き母の為にお店が出ていても買ってあげることもなくなった。

入れ替わり色々とお洋服のお店が出ている。

品物選びも楽しかったかも

スーパーに入るときにハンガーにかかったセーターやブラウスなどを

横目にこれは母に似合いそうだ~と一瞬思う時もう母はこの世にいて

私の差し入れの品々を子供のように喜び「これと着替えようか~」と

喜ぶ母の顔が浮かぶがもう買う必要のない現実を思い

在りし日の母の車椅子に乗り私の面会を待っていてくれた

母はもうこの世には存在しない

とても切なく哀しみが襲う瞬間でもある

二人の母の死に直面して感じることが多いこの頃である

嫁として娘としてこれで良かったのかと自問自答が続く

 

 

 



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