何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

また広帯域アンプを壊してしまった

2017-09-10 11:49:49 | 電子工作


2017/09/09(土曜日) 晴れ


工作で広帯域アンプを取り付けるとき気になっていることがある。
それは購入した広帯域アンプの入出力端子がSMAコネクタになっていることだ。
そのまま工作すると、相手機器や回路との接続にはSMAコネクタが付いたケーブルが
必要になり、相手側にもSMAコネクタが必要になることだ。
使用するケーブルは特別な長さにしなくてはならず調達も難しい。

そこで工作するときにSMAコネクタを取り外して配線の同軸ケーブルを直接、半田付け
しているのだが、広帯域アンプの特性にどんな影響を与えているのかが気になる。

今日はSMAコネクタを取り付けたときと同軸ケーブルを半田付けしたときでゲインが
どうなるかを調べてみた。


広帯域アンプを購入したままの形で取り付けると相手機器や回路との接続にはコネクタ付きの
同軸ケーブルで配線するようになる。 ケーブルのカーブやその他でスペースが必要になる。


コンパクトにするためにコネクタを取り外して同軸ケーブルを直接半田付けしている。


取り外してしまったコネクタを仮に取り付けてゲインを測定した。


なるべく購入したときの状態に近づけてコネクタを取り付けてゲインを調べてみた。

   電源電圧: 9.02V
   回路電流:29.41mA
   ゲイン :31dB


次に同軸ケーブル直付けのゲインを調べるためにコネクタを外してケーブルを半田付けした。
 

このケーブル半田付け広帯域アンプを-40dBのATTを経由してNWT-150に接続し、
ゲインを測定しようとしたのだが・・・・・・
   
アンプに電源を供給したが全然ゲインが得られない。 どうしたんだろう!?
回路電流は35mAも流れている。(正常時は30mAぐらい)

またICを壊したかな?
何度繰り返してもゲインはでない。(スキャンしたラインも現れない。 -60dB以下なんだろう)

あぁーあ、またアンプを壊してしまったよー
二度目のアンプ交換をした。

元々付いていた正規のIC。 円形で“No.2”とマーキングされている。
(このアンプは別のもので正常に動作します。)


この小さなICを取り外した。


その後に取り付けた新しいIC。 友人から頂いた “Gali39” というICだ。



これで、ICを交換した広帯域アンプが二つになった。
(この場合は「二つになってしまった」というべきか?)



この二つのアンプを測定してみた。

今日、ICを交換したアンプ(IC交換アンプNo.2)のゲイン測定

     電 圧: 9.03V(すぐ9.02Vになった)
     電 流:28.96mA
     ゲイン: 22dB




先日(7日)にICを交換したアンプ(IC交換アンプNo.1)のゲイン測定(再測定)

     電 圧: 9.02V
     電 流:28.96mA
     ゲイン: 18dB 



簡易スペアナ NWT-150でゲインを測定したグラフ。
今日、ICを交換したアンプは22dBほどのゲインがある。
先日、ICを交換したアンプは当日の測定では10dBちょっとだったが今日は18dBぐらいの
ゲインがあった。



この二つを連結すれば40dBもの高利得アンプになるかもしれない。
今度はその実験をしてみよう。


コメント (4)
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