敏感すぎるほど官公庁は反応しとります。
沢山の人が集まるイベントが次々中止になっとります。
古賀市の１０万本ふるさとの森づくり・
「夏の育林行動は、国内の諸事情により中止となりました。」と
市のホームページで公表
堺市の職員採用説明会も中止の発表
各種イベントも中止いなっとります。
ちょっと過剰反応やないとかいなね？
バッテンこれは粋・・・・
大阪・中之島で開かれているビーチバレーのワールドツアー日本大会に、
ミナミの人気者「くいだおれ太郎」がマスク姿で来場げな
インフルエンザかかりとうなかったら
自分で出歩くとば自制しゃあよかろうて
おいしゃんな思います。
インフルエンザでここまでさわがんでちゃ
死にゃあせんとでしょう？
海外ではかかっても水飲んで自宅で
安静にするだけ・・・らしいやない？
いくら「学校閉鎖」にしたっちゃあ
そのまま「カラオケ」に行く学生のおって
海外でニュースになっとります。
さてさて・・・
時は平成○○年
6月1日の「山笠振興会総会」
場所は「櫛田会館」・・・・・
役員たちは次々にマスク姿で集まります。
入り口では「アルコール消毒」の容器が置かれ
一人ひとり手ば洗い席に着きます。
現れた阿部宮司もマスク姿
市長は連日の対処に終われ欠席。
「あんとき松囃子ば中止しときゃあこげん蔓延せんかったとい」
ある役員がポツリと・・・・
春先に関西に上陸した「新型インフルエンザ」が
猛威を奮い、全国の陽性患者が福博の町に
数万人集まってきたとです。
「そげなとで中止でけるもんかい」
博多っ子の潔い決断で決行したドンタクで
福博の町にもインフルエンザが蔓延
山笠の時期に来ても事態は収拾しません。
「これくらいで山ばやめれるうもんかい」
の全員一致でその年の山笠も決行したばってんが・・・
15日未明の追山・・
桟敷席には観客はまばら
市の広報で
「こういうときこそ勢い水で厄除けしましょう」
の宣伝も効かず市民は家に閉じこもります。
見に来た観客も全員マスク姿。
市長はじめ宮司、来賓も全員マスクの異様な
能舞台・・・
太鼓の音で舁きだした一番山大黒流
40度の熱ばおして台上がりした
小塚伍郎取締、喉の痛みで「祝めでた」の
声がでらん・・・・・
そのとき天空一気にかっ曇り雷鳴とともに
天から甘露水が怒涛のごとく降ってきた。
一時の間降った雨は博多の街、お櫛田さんば
洗い流し何事もなかったごとく・・・
櫛田の境内では祝い歌の大合唱
ふとわれに返った太鼓台
われんばかりと太鼓を打ち続け
怒涛のごとく一番山大黒流が
ニビキをはためかせ万行寺方面へ
駆け抜ける。
後に続く流も勢い良く博多の街に繰出した
その歳の博多は景気が上向いたという・・・・
チャンチャン！
