千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

若手組・・part2

若手組は今のいい方で昔は「若者組」て言いよりました。
15歳くらいで酒一升ば町内に納めて若手入りします。
25歳くらいで若者頭(若手頭)
独身でもあんまりとうが立ったら中年に入ります。
買い物帳は若者頭が管理したらしい。

「石く又はぎる」別名「まんぐる」
今もやりよりそうなことばってんが・・・・
領収証の金額ば大目に書いてもらうたり
豆腐七丁買うても十丁につけて貰うたりして
銭ば浮かして、打ち上げの費用にした。
今も昔も変わらんですね(^^♪
「ぎる」は魚市場の言葉から来たらしい。
「まんぐる」はおいしゃんも使いよった言葉ですね。
今の若い人はつかいめぇや・・・・

むかしおいしゃんが新宮町におったとき夏の終わりに
「夏越祭り」のありよって子供組が各戸ば回って寄付ばねだりよった。
おいしゃん気持ちようちょっとばかり大目に寄付したばってんが
神社の寄付札に書いてない・・・
そんとき子供頭みつけて「お前まんぐったろう?」
まぁ本気で怒ったわけやないですばってん(^^♪

むかしは町内上げて「放生会」に幕出しして宴会しよりました。
その準備も若者組の仕事やったげなデス。
講ば積み立てて旅行したりもしよった記述
筥崎参り八幡講(蓮池、竪町、官内、金屋町、浜口)
無尽講で出雲、伊勢に詣でた(大黒流)
伊勢、熊野、西国講があった(上洲崎町)
金毘羅講があった(芥屋町)等々・・・

山笠行事での若者組の仕事は今と大して変わりませんやった。
詰所つくり、太鼓やら机、幕やら道具の管理も今も同じ。
山笠で言えば若者組の中から「赤手拭」が選ばれるがあくまで若者組の中の
役付きて言う位置づけです。
山笠の間は今の取締の枠割ば赤手拭が担い「台まわり」や「前裁き」も
赤手拭の枠割やったごたります。
そいけん昔から赤手拭は山の華であり
「赤手拭やったら嫁に出しても良か」て言われよったとですね(^^♪

そして若者組は独身の間だけ、結婚して所帯持ったら「中年入り」で
この中年組の中から「取締」が選ばれます。
中年組も45歳くらいまででそれ過ぎたら年寄
それで言うたらあたきゃぁ年寄の身分で取締務めたことになりますね(^^♪

それから言うたら今の古ノ一は中年と年寄りばっかりですやん(>_<)
今年の町内初寄りでちゃ20代は一人もおらんやったもんね・・・

そんだけ昔は「人生50年」て言われよったくらいやけん
今とは比べようも無かとは当たり前です。
70過ぎて鼻とる輩もおらっしゃあくらいですから・・

チャンチャン

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