放課後はもっぱら家で遊ぶことはなく、
学校終わったらすぐぃ家にカパンば放り投げて
又学校へ遊びに行きよりました。
今のごとパソコンもテレビゲームもない時代・・・
大した遊びやないとばってん夢中になって
楽しみよりました。
地面ばまあるく掘ってどんだけ土の塊ば大きく
切り取るか?これは「ラクガン」て言う遊び
○ばいっぱい地面に繋げて描いて石ば投げて片足で
飛びながら石拾うて戻ってくる「ケンパタ」
女の子はもっぱらゴムとび・・・
これは棒高跳びのごと綺麗に飛び越すっちゃのうて
引っ掛けてもゴムば越せばいいルールのごとありました。
一番流行ったとが「いんきょ」
何でこげな名前か分かりません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/1a/9d5f9f581b5985bbe6e9f2250e61bbab.jpg)
こげな枠ば地面に書いてドッヂボールば
回して遊ぶだけ。
真ん中の「いんきょ」にボールが入ったら
つまらんとです。
別名「どんがめ」ばってんもっぱら「いんきょ」て言いよりました。
ブランコやらもようちょうに乗っとらんです。
大きゅう大きゅうこいでブランコから
どこまで遠くまで飛びきいか?
たちとびしきりきい方が遠くまで飛べます。
「お前座り飛びしかしきりきらんめぇが・・」
今考えたらしたらいかんことばっかり。
傘のごたぁ形してそれにぶら下がって回す
遊具のありました。名前忘れた。
通常の遊び方せんで遊びよって指のつめ剥ぎました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
「奈良屋小学校」の砂場には
ちょっと掘ったら防空壕の階段が出てきよりました。
いっつも掘るばってんとづかんで時間切れ
一回全部掘ってみたいもんでした。
須崎の「英治」と玩具屋の「熊本屋」さんで万引きしよったとも
この頃です。
たいしたもんは取りません。
コマの芯やら紐・・・・・
タコやら取りよったげんたい大きゅうてすぐ見つかります。
ばってん小さいもんでもとったらいかん。
これはここだけの話・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baikin_2.gif)
タコは自分でも作りよりました。
竹ヒゴと新聞紙で・・・タコの足も新聞紙
上手く飛んだためしはありません。
それだけにあの熊本屋さんの
「奴だこ」がほしかった・・・
昔、コマは自分で芯ばトンカチで入れ込んで
相手のコマば割るごとギチで芯ばこすって
尖らしよったもんです。
金持ちの子は高い「出べそゴマ」ば持っとうばってん
これがよう割れます。
一回で真っ二つにするとが「いっきょん」
コマには「投げゴマ」と「引きゴマ」があり
手のひらの上に乗せて回したりする
曲芸は「引きゴマ」
薬指と小指の間からちょんと
手のひらぃコマばのせます。
それしっきってどうちゃないとですバッテン
相手のコマば割るごと投げつけるとが
「投げゴマ」です。
回すとが難しいとが「どんぐりごま」・・・
投げゴマは失敗してすっぽ抜けたら
ピッチャーのフォークボールすっぽ抜けと一緒です
そばにおる奴の顔に当たって大怪我・・・
今はこげな遊びしたらいかんとでっしょう?
牛乳瓶の蓋ば集めて、メンコのごと並べて
「パフ」てひっくり返して相手の蓋ばもらう遊びも・・
珍しい牛乳の蓋ば持っとうとがステイタス
五寸釘ばチンチン電車のレールにおいとって
電車が通ったらぺしゃんこになる
さきっぽ折ってまたレールに
これで「ガックリ」のでけます。
こればギチで削って研いで鉾作って
海水浴へ・・・・
海水浴ていうもんやのうて、魚とりです。
今は亡き山大工の「徳重さん」に
「五円玉ばたたいて広げたら穴は広がるや?狭まるや?」て
聞かれたことのあります。
これは電車道に置いとった経験から
「広がる!」
「どうしてや?」
「昔五円玉ば電車に轢いてたら広がった・・」
「馬鹿おまぇちゃんと物理的に説明しきらなこて」
説明しきりきりませんやった・・・
熊本屋さんに話は戻る・・
他の駄菓子屋さんやらでは取ったことのありません。
叔母ちゃんたちの顔知っとうし、
子供心にも「食いもん取ったらいかん」て頭にあったとでしょう
熊本屋さんは
「取りやすかったってす・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
「英治」は、なしてかいっつも一緒に遊びよりました。
今は三番棒のよか年したこれもおいしゃんです。
福よしのマー坊、ばんぢろのカー坊、
歯医者のジロウ、紙屋のエイジ、ボート屋のそんきち
みんな、みんなもう良か年した
癖のあるおいしゃんです
そろそろ落ちば書かないかんばってん
今日はなんも思いつきまっせん・・・・
おしまい・・・
なんやただの「万引き少年」やんか