古森病院@福岡市博多区です。
施設につきものの話題ですが
いよいよご自分で身の回りのことができなくなり
結構な密度で 援助が必要になった時
どなたも身寄りのない方
身寄りはあるけど、縁遠いとか遠方にお住まいとか
ご高齢であるとかで、なかなか援助人のつかない方がおられます。
収入がない、あるいは低ければ生活保護という形で
援助が付きますが、
収入がある方で どなたの協力も得られず
後見人も立ててもらえない場合
やむを得ず 施設側で財産を含む生活管理を行うケースは少なからず
存在します。
当院でも何人か やむなく財産管理している方が少数おられますが、
財産管理の方は、通帳と印鑑を別々の人間が持って
預金管理をしています。
また財産管理の方は 行政監査のチェックが毎年ある上
当院役員には監事さんがおられ、その方と管理人で年に一回 財産監査をしています。
監事さんは弁護士さんでもありますので「成年後見の対象じゃ・・」と言われ、まったくその通りなのですが
対象なのにも拘わらず、諸般の事情で成年後見を立てることが難しい方が世の中にはおられるのです。
我々が家庭裁判所に申請していいのなら、いくらでも申請いたしますが
施設には今のところ、その権限はありません。
また成年後見制度は、なぜか知的機能や認知機能が落ちている方しか対象ではなく
頭ははっきりしているけど、身体障害で銀行に行くことができない方は
対象ではありません。身体障害単独で身寄りのない方はどうしておられるのか 不思議で仕方がない
管理人ですが、今のところ如何ともしがたいのが現状です。
正規レールから外れて当院で財産管理している方は、財産管理にも気を使いますが
亡くなった時に相続財産の引き渡しに非常に難渋することがあります。
身寄りの方に連絡がとれればいいのですが、全員を把握しているわけではないので
(入院時にはできるだけたくさんの連絡先を聞くようにはしておりますが)
限界があります。
以前、身寄りの全くない生活保護でもない方の相続人追跡について、役所に相談したところ、
本当に当院ではどうしようもないケースは 死亡届と引き換えに職権で何とか
相続人を追跡してくださる「だろう」とのことでした。
そうして頂かないと困ります。。。。横領などと言われたくありませんので。
ちなみに 後見や保佐、補助の対象ではないけど、認知機能がそれなりに「ない」方は 厚生労働省事業である
社会福祉協議会の日常生活自立支援事業を利用することが可能です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/chiiki-fukusi-yougo/
福岡市はなにかと福祉制度が遅れており、福岡市出身の管理人に言わせれば、
全然住みやすいところではありませんが 後見制度については比較的進んでいます。
福岡市社会福祉協議会は日常生活自立支援事業を利用している人に限り、後見や保佐、補助の対象になった方で
(おそらく後見報酬の関係などで)どなたも援助人のなり手のおられない方を対象に、法人後見人をつける制度を持っておられます。
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/work_service/seinen-kouken.html
また過去記事(専門家って・・その2 http://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/15f24b8adcab6e2e02fb8f42db955d1d)にあるごとく、
お葬式の手配すらろくろくしない後見人がつくと大変ですので
身寄りのない方で福岡市内の方は同じく福岡市社会福祉協議会の事業を利用されると宜しいかと思います。
ずーっと安心やすらか事業
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/work_service/anshin_yasuraka.html
色んな方がおられ、当院もいろいろ調べておりますので
成果を書いてみました。
過去記事もご覧ください。
成年後見制度
http://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/68263ffecdf7c4361a10d1d7e8058c5b
http://komori-hp.cloud-line.com/
施設につきものの話題ですが
いよいよご自分で身の回りのことができなくなり
結構な密度で 援助が必要になった時
どなたも身寄りのない方
身寄りはあるけど、縁遠いとか遠方にお住まいとか
ご高齢であるとかで、なかなか援助人のつかない方がおられます。
収入がない、あるいは低ければ生活保護という形で
援助が付きますが、
収入がある方で どなたの協力も得られず
後見人も立ててもらえない場合
やむを得ず 施設側で財産を含む生活管理を行うケースは少なからず
存在します。
当院でも何人か やむなく財産管理している方が少数おられますが、
財産管理の方は、通帳と印鑑を別々の人間が持って
預金管理をしています。
また財産管理の方は 行政監査のチェックが毎年ある上
当院役員には監事さんがおられ、その方と管理人で年に一回 財産監査をしています。
監事さんは弁護士さんでもありますので「成年後見の対象じゃ・・」と言われ、まったくその通りなのですが
対象なのにも拘わらず、諸般の事情で成年後見を立てることが難しい方が世の中にはおられるのです。
我々が家庭裁判所に申請していいのなら、いくらでも申請いたしますが
施設には今のところ、その権限はありません。
また成年後見制度は、なぜか知的機能や認知機能が落ちている方しか対象ではなく
頭ははっきりしているけど、身体障害で銀行に行くことができない方は
対象ではありません。身体障害単独で身寄りのない方はどうしておられるのか 不思議で仕方がない
管理人ですが、今のところ如何ともしがたいのが現状です。
正規レールから外れて当院で財産管理している方は、財産管理にも気を使いますが
亡くなった時に相続財産の引き渡しに非常に難渋することがあります。
身寄りの方に連絡がとれればいいのですが、全員を把握しているわけではないので
(入院時にはできるだけたくさんの連絡先を聞くようにはしておりますが)
限界があります。
以前、身寄りの全くない生活保護でもない方の相続人追跡について、役所に相談したところ、
本当に当院ではどうしようもないケースは 死亡届と引き換えに職権で何とか
相続人を追跡してくださる「だろう」とのことでした。
そうして頂かないと困ります。。。。横領などと言われたくありませんので。
ちなみに 後見や保佐、補助の対象ではないけど、認知機能がそれなりに「ない」方は 厚生労働省事業である
社会福祉協議会の日常生活自立支援事業を利用することが可能です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/chiiki-fukusi-yougo/
福岡市はなにかと福祉制度が遅れており、福岡市出身の管理人に言わせれば、
全然住みやすいところではありませんが 後見制度については比較的進んでいます。
福岡市社会福祉協議会は日常生活自立支援事業を利用している人に限り、後見や保佐、補助の対象になった方で
(おそらく後見報酬の関係などで)どなたも援助人のなり手のおられない方を対象に、法人後見人をつける制度を持っておられます。
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/work_service/seinen-kouken.html
また過去記事(専門家って・・その2 http://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/15f24b8adcab6e2e02fb8f42db955d1d)にあるごとく、
お葬式の手配すらろくろくしない後見人がつくと大変ですので
身寄りのない方で福岡市内の方は同じく福岡市社会福祉協議会の事業を利用されると宜しいかと思います。
ずーっと安心やすらか事業
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp/work_service/anshin_yasuraka.html
色んな方がおられ、当院もいろいろ調べておりますので
成果を書いてみました。
過去記事もご覧ください。
成年後見制度
http://blog.goo.ne.jp/komori-hospital/e/68263ffecdf7c4361a10d1d7e8058c5b
http://komori-hp.cloud-line.com/