こんにちは。古森病院@福岡市博多区 です。
当院は先般から福岡市慢性期ケア協会という研究会に入って
講演に参加し、看護介護職員の資質向上に努めています。
研究会に行ったら、発表内容のうち、一つは当院に取り入れよう と
前の看護部長さんが仰っておられ、少しずつ業務に加えております。
さて、当院には寝たきりの患者様が多く入院しておられます。
口からお食事が入らなくなり、口をあけっぱなしという状況になると、歯科回診が入っていても
舌や口腔内に痰や分泌物がこびりついてとれない方が少なくありません。
酷い人になると、口蓋の形のまま分泌物が取れたりして(出血します)驚きます。
先般、この研究会に行った職員の一人が、福岡和仁会病院さんの
「舌や口蓋の口腔ケアにはちみつ酢を」という発表を聞いて、
ぜひやってみたいというので、許可しました。
医学的根拠は不明ですが、確かにきれいにとれます。はちみつのプロテアーゼが
固まった分泌物を溶かすとのことです。スポンジブラシを使っています。
誤嚥性肺炎との関係が不明ですが、症例を選べばよいかと思います。
絶飲食中で口腔ケアを嫌がり、口を開けてくださらない方も、はちみつだと
わかると喜んで口を開けてくれます。。。。
福岡和仁会病院さんの発表はこちら。
http://www.fukuokakenryo.jp/wordpress/wp-content/uploads/higashifukuokawajinkai.pdf#search='%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%BF%E3%81%A4%E9%85%A2+%E5%8F%A3%E8%85%94%E3%82%B1%E3%82%A2'
酸素吸入中の方や痰の多い方、熱発が頻回の方以外は 在宅でもやってみてもよいのではないかと思います。
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