フルミスト(季節性インフルエンザ生ワクチン）接種について

古森病院＠福岡市博多区です。

今日はフルミスト接種を希望される方についてのお話です。

管理人の過去の経験から申し上げれば
フルミスト接種を希望される方は

①筋金入りの注射嫌いの方（先端恐怖症の方も含まれます）

②インフルエンザシーズンを控え、不活化ワクチンと生ワクチンを併用し、
万全を期したい方

が多いです。

未成年への接種が大半ですが、成人もおられます。福岡市内より市外の方が目立ちます。

万が一の補償がないこともあり、「生ワクチンが目新しいから」という
理由での接種を希望される方はほとんどおられない印象です。


さて、フルミストを接種した後に発熱した方への管理人からのアドバイスですが

現在は接種時に　「接種後翌々日までに発熱した場合は、ワクチン効果は台無しになるかもしれませんが
合併症が起こっても一切の補償がないことを鑑みて、速やかに治療に入ってください。」
とお伝えしています。

発熱された後に、インフルエンザ迅速検査を行った場合
フルミストは生ワクチンですので当然ながら　インフルエンザ陽性反応が出ます。

フルミストは「一応」低温馴化ウイルス（人間の体温より低い体温で活発に増殖するインフルエンザウイルス）が
ワクチンに入っていることから、人間の体温である３６度台では増殖しにくいという触れ込みですが
机上のデータが当てにならない現象は　フルミストに限らず過去に何度も起きています。

日本で経鼻生ワクチンが承認される日まで　上記についてご了承いただきたく
何卒よろしくお願い申し上げます。

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