ザリガニの鳴くところっていうタイトルですが鳴くんですかね?
この奇妙なタイトルの映画の原作は欧米でベストセラー、日本では本屋大賞の翻訳部門賞に選ばれたそうです。
いつものことながら知りませんでした。
舞台はアメリカ・ノースカロライナの湿地地帯です。
この映像の美しいこと。こんな写真を撮ってみたいと思いました。
とても参考になります。
沼地に面した土地に一軒の小屋があり少女が暮らしていました。
家族で住んでいたのですが父親のDVで家族が離散、少女だけが残りました。
その少女はムール貝をとって街の雑貨店に売り、ボートのガソリンと雑貨の購入費用に充てていました。
やがて少女は美しく成長していきます。
一人の若い男性が彼女に近寄り、文字を一から教えます。
絵を描くこともできるようになり沼地の植物や動物も書くことができるようになります。
のちのち、このイラストで生計を立てるまでになっていきます。
彼とは恋仲になるのですが、彼は就学のために街を離れます。
1年後に帰ってくると言い残して。
しかし帰ってきませんでした。
失意の彼女に街の名士の息子が寄ってきます。
どうしようもない男ですが、うぶな彼女は誘いに乗ってしまいます。
実はこの男は彼女の父親と同じDV加害者であったことがわかってきます。
そして、この男が死体で発見されることになります。
疑われて逮捕されたのは彼女、法廷で裁かれることになります。
事故か事件か。
この法廷の進行も見どころです。
彼女についた引退間際の弁護士の弁論は陪審員から無罪の判決を勝ち取ります。
解放された彼女は、かつて彼女の元を去った男性と再会しており、彼の謝罪を受け入れるとともに生涯を過ごすことになります。
彼女は先に他界します。
男性は残された彼女のノートから、この事件の核心ともいえる物的証拠を見つけます。
彼女は本当に無罪だったのか。
よくできたミステリーでした。
お読みいただきありがとうございました。
夜半に目がさえてしまったので書きました。
同時進行的に芥川賞受賞の「ハンチバック」を読んでいました。
1回目では理解できていません。なにか書けるかどうかも疑問です。
見出し画像は、映画とは関係ありません、近くの公園です。
ウクライナに平和を!