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安部氏が新3本の矢を打ち出し時には唖然とした。
あまりにも現実を知らない発言だったからだ。
それは、どのような経緯を経て、介護離職にいたっているか、まったく検証なしの発言だから。
今、遅ればせながら現実を見ることを、少しづつはじめているらしいが、泥縄もいいところ。
私自身は2度の介護離職を経験し、3度目もありそうな状況だ。
実は介護離職者を把握することもたやすくない。
最近、岡山県でも数字ができていた。
年間千人強だったが、こんな数字ではないと思う。
介護離職を減らす方法は介護施設を増やすことだが、
介護施設があっても介護職が不足しているので有効に活用できない。
今までの福祉における施策がすべて、裏目に出ている。
「施設から地域に」という単純な図式だけでは解決できないにもかかわらず
闇雲に進めてきた。
それが介護離職につながっていることなど知らぬ存ぜぬだ。
これは、女性を「活用」するといっていることと同じ負の要素だ。
今まで行ってきた政策が招いた結果である。
そのことの検証をいい加減にして女性「活用」にはあきれる。
安部政権の底の浅さである。