岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

講談『はだしのゲン』神田香織さんの迫力!

2023-12-11 05:45:45 | ヒロシマ

2023年12月10日午後1時30分より

倉敷市公民館にて、神田香織さんによる『はだしのゲン』の講談がありました。

おかやま「被爆2世・3世の会」の主催、倉敷市人権啓発活動費補助事業です。

倉敷市公民館に初めて行きました。美観地区の真ん中です。

周辺には大勢の観光客が訪れていました。

大原美術館のすぐ傍です。

皆さん、厚手の上着を脱いで季節外れの暖かな日を楽しんでいました。

公民館のホールは300人以上の収容です。ほぼ満員になりました。

神田香織さんの講談についてはとても有名です。

私は初めて見ることができました。

ご本人は岡山市には行きましたが倉敷市は初めてで、鰆やままかりの美味しさに驚きましたと。

前段のお話で会場は一気に穏やかな雰囲気になりました。

神田香織さんは1989年に真打となり、自分自身のご褒美としてサイパンに旅行に行ったそうです。

そしてバンザイ・クリフに立ち、投身した人々の思いに衝撃を受け、『はだしのゲン』を講談にすることを決めたといいます。

講談では広島に原爆が投下される前後を中心に語られます。

講談師ひとり、張り扇一本で原爆投下の惨状を語ることの迫力。

さらに音響や照明を駆使しスペクタクルな演出で会場全体が緊迫感で覆われました。

圧倒的で明瞭な発声です。

約1時間ほどでしょうか。

講談と言えば釈台の前に座って演ずるものと思っていましたが、この演目は縁台の前に立って行うものでした。

これぞ、真打という芸を通じて、原爆の恐ろしさを肌に感じました。

ありがとうございました。

※会場写真です。登壇前は撮影可です。

会場の外では、バイカーに乗ったサンタがプレゼントを配っていました。

古い町並みとバイクにサンタ。とてもユニークでした。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

いまこそ核兵器廃絶です。

ウクライナに平和を!

ガザを救え!



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