この本は、岡山市で開かれている「女たちのおしゃべり会」(市場恵子さん主宰)で参加者の方に分けてもらいました。
当日のお話は藤原美香さんの「腸活」だったのですが、それはそれで、とても興味深かったのです。
もちろん「女たちのおしゃべり会」は女性の会なのですが男性が参加することも可能です。
ハードルはありますができるだけ参加しようと思っています。
さて、この『「遺骨を拾わない・お墓をつくらない」葬送を考える』源淳子さんのお考えについてです。
目から鱗です。参加者の方にはなじみの考えのようでしたが私は初め知りました(-_-;)
源さんは団塊の世代(1947年生まれ)で浄土真宗のお寺で生まれ、仏教系の大学で学んでいます。
仏教に関する造詣の深い方です。
団塊の世代と言えばほとんどの方が親を見送り、さて自分たちはどうしたものかと考えていると思います。
地方に住んでいれば家の墓があり、自分たちもそこに遺骨を入れたいと思う人も多いでしょう。
でもそうならない人々が多くなっていることも確かです。
終活の大きなテーマである実家じまい、墓じまいのことをかんがえている人も多いのではないでしょうか。
そのような方には「遺骨を拾わない・お墓をつくらない」は福音(仏教的ではないか)かもしれません。
終活の悩みは大幅に軽減されるのではないでしょうか。
しかし、なかなかハードルは高いと思います。自分が決心しても周りが認めるかどうかもあります。
源さんは決断し環境を整備し憂いなくこれからの時間を過ごせるようになったそうです。
深い宗教的な理解がこのことを可能にしたように思います。
実際に、先立った夫の遺骨は拾わなかったので墓もありません。
連れ合いがいる人はまずこのハードルを越えることが必要になります。
私自身もこの葬送でいいのではないかと考えはじめています。
お読みいただきありがとうございました。
ガザに平和を!