ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

一族のあゆみ・序

2014-11-20 | 家族
今日は仕事はお休みです。

月に一度、母と姉が私の家を訪れる日でしたが、母が古い小冊子を持参しました。

それはコート紙44ページ立ての冊子で、『I家83年のあゆみ』という表題が付けられており、「昭和56年9月」と作成時期があります。

I家…とは母の旧姓です。

母は「ずいぶん前に北海道の親戚から送ってきた、ウチの歴史だよ」と言います。

あとがきには、「I森次郎の五十回忌を機に、先祖の開拓精神を、苦労を再確認し後代に伝え、末永く先祖をお守りし、その精神を受け継いでいくことを願う次第です…」という文面がありました。

冊子には系図や写真がたくさん載っています。

どうやら、母方の叔父たちが中心となって三十数年前に作成した、一族の記録のようです。

今まで母の思い出話でしか我が家の出自を知らなかった私には、とても興味深いものでした。

「あとがき」にあったI森次郎氏とは、母方の祖父の父、つまり私の曽祖父でした。

I森次郎氏は妻エキとの間に一男がありましたが、明治三十一年に故郷である山形県から「山形県移民団」として北海道に渡りました。

そして、開墾の苦闘の中、九男二女を育てた…と『あゆみ』にはあります。

その四男が私の祖父で、その長女が私の母です。

そう思うと、ページをめくって少し目を通すだけでも様々な想像が沸いてきます。

しかし今夜は、都内で友人に誘われたコンサートに行く予定があります。

この続きは、近くゆっくりと書きたいと思います。