ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

高倉健さん

2014-11-19 | ほとほと日記
今日も仕事です。


俳優の高倉健さんが亡くなりました。

私は高倉健さんが出演した作品はそれほどたくさん観ていないのですが、亡くなったと知ったときは、驚きと喪失感がありました。

高倉健さんを「すごい俳優だな」と思ったのは『ブラックレイン』を観たときです。

画面に現れるなり共演したオスカー俳優のマイケル・ダグラスを凌ぐような存在感があり、日本人として誇らしく思いました。

高倉健さんを多くの国民が慕うのは「寡黙でストイックでタフだけれど弱い人間には優しい」と言う、ある種理想的な男性像を体現していたからでしょう。

もちろん、日常生活でも「高倉健」を演じていたと言う面はあったかも知れませんが、社会的には無名の人にも礼を尽くされていた数々のエピソードを聞くと、本物の方だったのだなあ…と改めて思います。

こういう男性像を喪うことは、長い目で見れば偉大な俳優を喪うこと以上に大きな損失かも知れません。

ご冥福をお祈り致します。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。