ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

イカと餅

2014-11-12 | 家族
今日から三日間は仕事です。

今朝、母からの電話で父の様子を少し聞きました。

最近は一人で近所に外出することも増えて、実家のマンションのすぐそばにあるコンビニで、毎日のように小さなイカの刺身パックを買ってくるそうです。

父は私が小さい頃からイカやタコを好んでいましたので、好物はいくつになっても変わらないなあ…と思いました。

生のイカやタコは高齢者には窒息要因になるやっかいな食品ですが、父はまだ嚥下力はそれほど落ちてないし、食の楽しみは生きる楽しみですので、まあ仕方ないか…と思いました。

続けて母は、「父が好きな正月の餅を買いたい」と言います。

無論、これはイカタコ以上に窒息リスクの高い、高齢者には鬼門の食材です。

毎年おおぜいの高齢者が食事中に窒息して亡くなっていますが、その代表格の食材です。

そして、父だけでなく、母にもリスクの高い食材なのです。

私は内心ドキッとしましたが、ノドに詰まらないよう気を付けてな…と言うに留めました

長年の楽しみを止めるように…とは言えません。

両親に関しては、リスクと本人の希望が両方ある場合、出来るだけ後者を取ろうと思っています。

でもやはり怖いので、これから繰り返し注意をしないとなあ。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。