◆もうすぐオレンジカーテンの季節です。◆
市民レポーターの村上由実です。
少し前まで真夏日や夏日となるような気温の日が続いていましたが、だいぶ涼しくなり、秋の気配を感じる季節になりましたね。
つい先日散歩していたら、これを見つけました。
甲州百目柿です。
甲州百目柿と言えば、干し柿に使う渋柿として有名ですね。
元々は「甲州百匁」と言われており、百匁=約375グラムのサイズがあることからこの名前が付いた、とも言われています。
干し柿を大きく分けると、水分を50パーセントくらい残したセミドライタイプ(あんぽ柿)と、
水分が25パーセント~30パーセントになるまで乾燥させるドライタイプに分けられますが、私は断然後者派。
山梨県では「枯露柿」と呼ばれ親しまれていますよね。
これからの時期は市内の直売所やスーパーには干す前の柿が並びます。
私の実家には、今は亡き祖母が残してくれた甲州百目の木があり、毎年枯露柿を作っています。
まずは収穫。
収穫した柿のヘタを取り、紐で結びやすいようT字に軸を残しておきます。
次にピーラーで皮をむく作業。簡単なように見えてこれが結構大変
終わるころには握力がなくなってしまいます
市販の枯露柿は、変色防止やカビ対策のために硫黄燻製や焼酎に付ける処理を行うこともありますが、我が家では煮沸消毒のみ
その後いよいよ吊るします
約3週間経つとこんな感じに
ここからさらに平干しし、2週間ほどで完成です
時間も手間もかかる作業ですが、自分で作った枯露柿の味は格別です
今年もそろそろ作る時期。
皆さんもぜひ作ってみませんか?