◆甲府商業高校ソングリーダー部を取材しました!◆
こんにちは。市民レポーターHANAです。
今回は、7月に「次世代甲府大使」に認定された甲府商業高校ソングリーダー部の練習風景を取材してきましたのでレポートします。
甲府商業高校ソングリーダー部は、1996年に同好会としてスタート。
その後、部に昇格し、地道な努力を積み重ね着実にレベルアップを図り、現在では常に上位入賞する実力校となりました。
昨年アメリカで開催されたミスダンスドリルチームインターナショナルin USAにおいて世界の頂点に立ち、その後も国内の数々の大会において好成績を収めています。
その強さの秘訣をどんなところにあるのでしょうか。
部長の辻 瑞歩さんと顧問の吉成純子先生にお話をうかがいました。
ソングリーダーとは?
チアリーディングから派生したダンス競技で、ヒップホップやジャズ、バレエなどのダンスの要素を取り入れています。
ポンポンを持って踊るところはチアリーディングと共通していますが、チアリーディングのようなアクロバットのないダンス主体の競技です。
日々の練習
現在の部員数は、1年生7人、2年生9人、3年生14人の合計30人。
練習は、授業前の朝練と放課後の3時間、土・日曜日は半日行われています。
水曜日は練習休みの日として設けられていますが、部長の辻さんは「1日でも練習を休むと身体が鈍ってしまい演技の質が落ちてしまうので、毎日でも練習したい」と笑顔で話してくれました。
練習の内容は、筋トレ、柔軟、体感トレーニング、バレエレッスン、ステップなどの技の基本練習、そして顔の表情の練習など多岐にわたります
その日の練習メニューは、3年生が中心となり自主的に決め、練習場の脇にあるホワイトボードにその日の目標を書き込みます。
指導するのも3年生。先輩から後輩へ、そしてお互いにアドバイスをし合う練習スタイルです。そんな自主性のある練習がソングリーダー部の代々受け継がれる伝統であり、強さの秘訣なのかもしれません。
水の入ったペットボトルを用いて手首や腕の筋トレをする部長の辻 瑞歩さん。
キレのあるポンポンの動きをするには、手首や腕の筋トレは欠かせません。
ソングリーダーの見どころ
ダンスの技術や振り付け、構成、チームとしての一体感、表現力が求められます。
ソングリーダー部門では、一列になり高く足を上げる「ラインダンス」も見どころの一つ
POM部門では、一回り大きいポンポンを使い、隊を組み変えながら視覚的効果を取り入れた演技です。
衣装も見どころの一つ。大会本番では、フィギュアスケートのようなキラキラしたビジューが胸元にあしらわれたエレガントな衣装となります。
再度、世界の舞台へ
8月に行われた全国高等学校ダンスドリル選手権大会2018において、POM部門で第3位、ソングリーダー部門で特別賞を受賞しました。
このことにより、来年3月にアメリカで開催される世界大会への出場権を得ました。
2017年のアメリカ大会での優勝に続き、再度、世界の頂点を目指して頑張ってほしいですね
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直近の大会結果(2018年8月)
・全国高等学校ダンスドリル選手権大会
POM部門 第3位
ソングリーダー部門 特別賞(173チーム中2チームしか受賞できない賞)
・全国高等学校総合文化祭
パレード部門 グッドパレード賞
マーチングバンド・バトントワーリング部門 講評者特別賞
・USA School&College Competition2018 EAST
高校編成Song/Pom部門 優勝
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練習風景を見学させて頂きましたが、皆さんとても礼儀正しく、真摯に練習に励む姿に感動しました
全国、そして世界の舞台で活躍する姿は、私たち甲府市民・山梨県民の誇りでもあります。今後の活躍からも目が離せないですね
世界ナンバー1目指してがんばれ甲商ガールズ