◆〜『広報こうふ』9月号こぼれ話〜◆
こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間聖です。 『広報こうふ』9月号 とびだせ!市民レポーターのコーナー、小・中学生の居場所づくり『甲府学びくらぶ』ご覧いただけたかな? 今回は、紙面ではお伝えできなかった、こぼれ話です。
~楽しく安全な居場所づくり~
『甲府学びくらぶ』の大きな目的は子どもたちの居場所づくり。学校でもない、家庭でもない、もう一つの居場所。話を聞いてくれるお兄さんやお姉さんがいて、ふだんは出せない自分を出すことができる場所。地域のお祭りや運動会が減っている中、学校や学年に関係なく、交流することができる貴重な場でもあります。学習が終わったり一区切りついた時、ボードゲームをしたりトランプをしたりすることもあるそうです。講師の方から「勉強している時とは違った表情をし、新たな面を発見できる。」という声もきかれました。来てよかったと思ってもらえるような声かけを心掛けているそうです。取材の日にやっていたイラストしりとり。講師の方と中学生のかけ合いに、こちらもほんわかした気持ちになり、楽しく安全な居場所ということを実感しました。
~一人一人を大切にした学習支援~
取材した日、中学生の取り組んでいた問題集のあるページに、3問ほどやってない計算問題がありました。私が「どうしてこの問題はやってないの?」ときくと、小さな声で「それはここでやろうと思って、とっておいた。」と教えてくれました。『甲府学びくらぶ』をとても身近に感じているんだなあと思いました。講師を務めている大学生の中には、自分もボランティアの方に勉強を教えてもらった経験から、感謝と恩返しの意味も込めてこの活動に参加している方もいるそうです。長時間、学習をすることが苦手な子どもには、時々休憩をはさみながらと、その子に応じたペースで学習できるように工夫しているそうです。
~子どもたちをバックアップ~
『甲府学びくらぶ』は、それぞれの曜日ごとに3つの協力団体が運営をしています。取材した日の運営団体は、甲府ライオンズクラブで名称は〈ライオン寺小屋〉でした。講師の大学生たちは、甲府ライオンズクラブの方々が活動中、いっしょにいて見守っていてくれていることがとても心強いと話していました。甲府ライオンズクラブの方々から、多くの人にこの『甲府学びくらぶ』のことを知ってもらい、継続していきたいというお話をうかがいました。
おまけ
子ども応援センターでは、『甲府学びくらぶ』の他に学用品のリユース事業もしています。学生服や体育着、ランドセルや通学カバンも提供しているそうです。みんなで子どもたちを応援したいですね。