名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

林道の散歩

2010年09月11日 | セカンドルーム

 

今朝は深い霧に包まれ、夜明けが遅かった。
河岸段丘にある集落は、四方を山に囲まれているので、秋になると朝霧の日が多くなる。


日が高くなればすぐに消えるはかない霧で、今日も真っ青な空が広がった。
午前中は畑の後片付けをしたが、ひと頃の耐え難い暑さは無く、熱中症を気にすることもなくなった。

 

畑には、なすやトマト、ピーマンが少し残っている程度で、いずれもイノシシの好みに合わないので、ネットの囲いを取り外し草刈をした。
ネットに食い千切られた穴が開いていたが、イノシシの牙はカミソリのように鋭いと云われているので、この程度は簡単に破ってしまうのだろう。
満腹になったイノシシは、囲いを押し倒して帰って行ったようだ。 来年は、もっと強固な柵を作らなければならない。
ここは霜や雪の季節が早いし、山の陰になって日照時間が短いので、秋・冬野菜の露地栽培は出来ない。
いよいよ畑仕事も終わりに近づいてきた。

午後は、林道を少し奥まで歩いてきた。
むかしは、田や畑があったが、今は荒地や杉・檜の植林地になっている。


その名残りで、段々畑や棚田の跡や使わなくなった作業小屋などが残っている。

先日熊を目撃した場所を覗いてみたら、へし折った枝で熊棚が作られていた。
まわりの葉っぱは緑色だが、くまに折られた枝は、茶色の枯葉を付けているのでよくわかる。


幹には、熊が木に登ったときの鋭い爪痕が、くっきりと刻まれていた。
これから冬眠までは、熊の動きが活発になるので、用心しなければならない。

 「飛騨の山里暮らし」 9月号を更新したのでご覧ください。

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