昨夜は降るような星が煌めいていたが、今朝は天気が一変して厚い雲に覆われていた。
凍えた北風と一緒に雪雲が流れ込み、激しく雪を降らせる。
相変わらず気温は低く、田んぼに張った氷は昼ごろまで解けなかった。
その一方で時おり覗く陽光は、春そのものの力強さで、南斜面の雪を溶かしていく。
春と冬が同居する中で、福寿草は度々の雪や霜にも負けずに健気に咲いている。
一面に出ていた蕗のとうは、既に開いているのも多いが、雪の薄いところからは新しい芽が次々と出てくる。
水仙も開花寸前であったが、陽射しが少ないのか未だ咲いてくれない。
せめて春を味わおうと、今夜の味噌汁の具に蕗のとうを2個摘み取ってきた。
午後には雪も止んだので、美女峠までドライブをしてきた。
丹生川町を起点に、岩井町を経由して朝日町に至る16キロの山岳道路は、「飛騨農園街道」と呼ばれる農道である。
尾根伝いに2車線の舗装路が走っていて、白山や乗鞍岳、御岳などが眺望が出来るちょっとしたドライブウエイだが、通行車両は少なくカモシカやイノシシなどにもよく出遭う。
日陰に残る雪も間もなく溶けると思うが、現状では冬用タイヤが必要である。
茶店も冬季休業中で、池の畔の桜の蕾も固かった。
帰り道で白山方面から黒い雲が流れてきたかと思う間もなく、ふたたび雪が降り始めた。
本格的な天気の回復も春の訪れも、もう暫くはお預けのようだ。
こちらはさくらが満開ですのに、信じられない思いです。
水仙も蕗のとうも暖かい日差しを待ちかねているようですね。
美女が池、聞いたことはありますが静かな佇まいでドライブも楽しいでしょうね。
東京の桜の満開を、ニュースが盛んにで伝えてました。
隅田堤の桜とスカイツリーは、新名所になりましたね。
今朝も雪が盛んに降っていて、一面の雪景色です。
冬と春の繰り返しですが、ゆっくりとは近づいているようです。