名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

住吉神社護法神像

2022年03月27日 | 趣味


昨夜までの雨は上がって春の日差しが戻ってきた。



南の風が強く吹き暖かい空気を運んできたせいなのか、
春爛漫の陽気になった。



白川公園のサーカスは今日が初日で、準備は全て終わっているようだ。
早朝で人影はないが、ライオンが吠えていた。



マルエイガリレアに入る食品スーパー「Pantry」のオープン
ポスターが貼られていた。



名古屋では馴染みのない店だが、繁華街の真ん中で
どんな食品を扱うか興味深い。



今日は護法神の顔の粗彫りをした。





目が肝心なので鋭い眼光を意識しながら、
なんとか顔の形ができた。


↑住吉神社
この円空仏を所蔵する住吉神社は、高山市丹生川町折敷地にある。
地名からも、木地師所縁の集落と思われる。


↑木地屋渓谷
神社から木地屋渓谷を遡ったところに五味原集落があった。
木地師の末裔と言われる大蔵や小椋性を名乗る人たちが住んでいたが、
丹生川ダムの建設で木地師の里は水没した。


↑丹生川ダム
麓へ集団離村した木地師の末裔の人たちの話を聞いたり、円空が
開山したと言われる笠ヶ岳登山や、木地屋渓谷の沢登りもした。

円空の父親は木地師との説が有力であったが、木地師の技は
ロクロであって、彫刻とは結びつかないと否定されている。

木地師は盆や椀を作る時、原木を鉈ではつって材料作りをする。
円空仏彫刻も木取りの段階で、この技が欠かせない。

いろいろな仮説があるが、円空の父親は一所不定の木地師が
ふさわしいように思えてならない。


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2 コメント

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木地師の末裔 (Rei)
2022-03-28 11:03:41
今も渓谷にその名をとどめている、
歴史を感じますね。
末裔の方々は麓に移住されても
木地師に関わる仕事なさっているのでしょうか?
以前木曽路を旅したとき「お六櫛」の伝説を知り
小さな櫛を買ったことを思い出しました。

護法神、最後は鋭い眼ですか?
画竜点睛ともうしますから。
笠ヶ岳が円空さん開山とは!
全国歩かれたそうですが、
やはりこの地方に関わりの多い円空さんですね。
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木地師 (nko)
2022-03-28 15:56:52
Reiさん
木地師は明治時代に戸籍法ができるまでは、定住地
を持たず良材を求めて全国を渡り歩いていました。
それ以降飛騨や木曽などに定住し、木工を営む人が
多くいました。
南木曽にも木地師の里があり、お六櫛も所縁がある
かもしれませんね。
山岳修験僧でもある円空は、各地の山にも多くの
足跡を残しています。
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