名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

田んぼの草取り

2011年07月08日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の天気は、晴れ時々曇りで、久しぶりの陽射しが眩しかった。
朝から田んぼに入って草取りをしたが、いろいろな雑草がはびこっていた。
条間は手押しの「中耕除草機」を先月使ったので、それ程でもないが株間は除草機が入らないので、かなり生えていた。
お昼までに半分ほど終わったが、腰と背中が固まってしまいそうなので、残りは明日に回した。

 

 
稲の分けつが進んで、育ちが良いのは1株に茎が20本を越し、育ちが悪いのは10本ほどしかない。
田植えのときは、苗を3~5本植えて、1株に付き25本になるのが良いとされている。
多過ぎると米の品質に影響し、少ないと収量が落ちるので、満遍なく有効茎数を確保することが、米作りの大事なところだ。
同じ田んぼの中でも、場所によってばらつきがあるのは不思議なことだ。


水口(田に水を入れる所)の近くは生育が悪く、離れるにしたがって株も逞しく、茎数も十分揃っている。
田に入れる水は、乗鞍岳の雪解け水で年中冷たく、平地に比べると稲の生育は遅く、反当りの収量も7~8掛けと言われている。
水を入れる時間を工夫したり、いったん水を溜めて温めてから入れているところもある。

東海地方は梅雨が明けを伝えていたが、飛騨の空もすっきりしていた。 

田んぼの周りの草むらに、「蛍ぶくろ」がたくさん咲いていた。
赤紫の釣鐘状の花は、今頃の時期に良く見かける花である。


子供たちが蛍を捕まえて、花の中へ入れて持ち帰ったことから名付けられたと言われている。
こんな風流な遊びをする子供たちの姿は、山里でも見かけない。

コメント (4)
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