名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋の一日

2011年07月24日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は薄曇りで、暑さはそれほど厳しくない。
緑陰を求めて散歩をしているが、ビルに囲まれた舗装路は、早朝でもやはり暑い。


堀川沿いの遊歩道を歩き、名駅5丁目の神明神社から、観光ホテル前の下園公園で一息入れる。


都心にある神社の一角だけが、昔のままの姿で取り残されているが、あたりの様相は一変している。
蝉しぐれだけは、降りしきる雨のように耳を聾するばかりだ。
このあたりには古い町屋も残っていて、何となく藤沢周平が描く蝉しぐれの一シーンを思い出す。

 


帰りは桜通りを歩いたが、銀杏並木が木陰を作って涼しげで、銀杏もたくさん生っていた。
意外に名古屋は銀杏並木が多く、広小路通りや若宮大通りは、秋になるとたくさんの実を落とす。


昼食は近所の「イチビキ」でうな丼を食べてきた。
店構えも店内の雰囲気も昭和そのもので、私の子供の頃から少しも変わっていない。
今どきの小ぎれいなうなぎ屋は、客から見えない厨房でうなぎを焼いているが、ここは未だに玄関脇でうなぎを裂き焼いている。
どういう訳か、うなぎ屋は少し古めかしい店構えで、店も油煙でくすんだようなところが旨いような気がする。


この店のうな丼は1700円で、上丼が2000円である。
品のいい店に比べて、うなぎの型もよく肉厚で、外はカリカリで香ばしいが、中はふっくらと軟らかく油も良く乗ってとてもおいしい。
少し奮発して上丼を食べたが、これで夏バテもしないで猛暑が乗り切れそうな気分になった。

コメント (4)
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