大善寺を後に次に向かったのが同じ浄土宗寺院の正覚院です。
表門の向かって右側には宇治市指定文化財の2躰の仏像がお祀りされています。
現在は、山科にある曹洞宗寺院の「永興寺」が末寺として管理されています。
数年前に「浄土宗寺院大公開」で拝観した事があります。
表門を入ると左手に石仏の長坂地蔵がお祀りされています。
昔は長坂道にお祀りされていましたが明治10年(1877)にここ正覚院の境内に移されました。
延命地蔵として親しまれ八朔(現在は9月1日)にお祭りが行われています。
表門の向かって右側には宇治市指定文化財の2躰の仏像がお祀りされています。
1躰は平安時代中後期の作と見られる木造聖観音菩薩立像。
もう1躰は鎌倉時代中後期の作と見られる木造毘沙門天立像です。
彩色が良く残り迫力を感じる毘沙門天です。
最後に訪れたのは能化院です。
こちらにお祀りされている地蔵菩薩坐像は「不焼地蔵」とも呼ばれ、平治元年(1159)に起こった"平治の乱"でお寺の堂宇は焼き払われてしまいましたが、不思議のもこのお地蔵さまだけが難を逃れています。
また、このお地蔵さまは永観元年(983)恵心僧都源信が42才の時に刻んだとも伝わります。
国の重要文化財指定を受けているので耐震耐火構造の収蔵庫にお祀りされています。
現在は、山科にある曹洞宗寺院の「永興寺」が末寺として管理されています。
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