高校公民Blog

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部活動は仕事ではない 2 命令/お願い

2022-09-11 10:36:13 | 部活動

部活動顧問の任命

新年度の校内人事だが、3月25日とか26日に確定する。

部活動の顧問はその時点で、ペーパーとして確認される。

もちろん、その前から希望をとる。希望だ。あくまで希望だ。

それと同時に打診が行われる。ここがポイントだ。

「やってくれない?」

というニュアンスがとてもその感度を表現してくれる。

もっと丁寧に言え!(笑)といわれれば(通常言わないが、いやここが大事!「言わせないが!」)こう答えるのだ。

「やっていただけませんか?」

しかし、ここで見事なすり替えが、それもごくごく自然に進行する。そう!

「やれ!」

多くの人は、よほどの理由がない限りここで、その声を「命令」と理解する。勝手に。

あとはヤクザまがいの押しで、寄り切りだ。

命令された人間は一人、悶々と悩んだりする。

ある人間は、仕事と錯覚し、上司の覚えを良くしようとする。

ある人間は、進んで仕事と考える。

ここで、ある前提が消去される。それは、私が再三指摘していること

「好きでやっている」

という事態だ。

仕事でないことを好きでやっている、つまり、趣味なのだ。部活動は趣味だという前提。

この事態が消されるのだ。

勤務時間の消滅

そして、もう一つ大事な消去事項がある。

それは、勤務時間だ。

8時15分から16時45分

これが消える。ちょっとましな思考の持ち主には、ここから

「残業」

という概念が浮上する。

私はこの時点でダメだな、と観念してしまう。ダメなんだ。ここが崩れる限り部活動の問題は問題として成立しない。

私はこの時点で敗北を認め、以後、個人レベルでうごくことしかできなかった。

部活動が仕事ではないという時点で踏ん張れない!すると、もうあとは、ズルズルべったりなのだ。

勤務時間も消える。

仮に、まあ、部活動が勤務時間内で仕事だとするか。

だったら、管理職に言うんだよ。

「16時45分以降は帰ります。あんたやれや」

これで終われるのだ。残業はね、法で決められているんだよ。そのなかに部活動ははいっていないんだ!と。

しかし、現実は、この線が消失している。何モノかによって消失させられている。

だから、いくら外野で部活動は残業だと、訴訟しようが、騒ごうが現場はそんな理屈で動いていない。

そんな理屈は消失させられている。

次はその消失させるモノの正体をお見せできればと思う。


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