生徒の授業評価をデータベースとする担当者紹介雑誌
総合学習で、私たちは、生徒の授業評価をデータベースとした、担当者紹介雑誌を作成しています。今回はそのなかの一つのコーナーである担当者に対する編集者からのインタビューをこのスペースで行いたいと思います。協力をお願いしたのは国語の川嶋さんです。なお、ブログという性格上、何も、編集者だけが質問するわけではなく、全然見ず知らずの方がぶらっといらっしゃって書きおいていかれることも想定しています、あくまで、これは試みです。私は、できれば、こういう先生を広く公募し、それを生徒に向けて公開し、インタビューをしてもらうことも発展として考えています。
インターネットの可能性
単位制高校静岡中央高校は、市場原理を構成原理としています。ある意味のそこには無限が存在します。大体、来年だれがボクの授業をとるかを現在予想することは出来ません。ここの受講生が、ほとんど私たちの予想が不能な〈場所〉で講座選択をするのです。私は、そうしたシステムにおいては、インターネットを基本的なコミュニケーションツールにするよりない、と考えてきました。そういう意味ではまだまだ私の総合学習は途上です。
Wikipediaというメディアのあり方を、あるいは、アマゾンドットコムというコンセプトをまだまだ私は十分利用可能だと考えています。少し逸れますが、今年、公民の課題研究で、木村ファンドというコーナーを作りました。私が疑似証券会社になり、私を媒介にして株式を購入する、こういうコーナーを3名の受講者と現在進行中ですが、口座管理から売買のやりとりまで、インターネットとメール機能がなければ成立しません。
そういう意味で、私の総合学習は、市場を考え、規制でどうにも動きがとれなくなっている日本の教育行政を考えるという意味のまさに〈総合的学習〉だと考えています。
さて、とりあえず、その一環としての川嶋氏へのインタビューを始めたいと思います。
【関連】
・教育の扉──川嶋blog
・木村へのインタビュー
・2006 木村の授業のすすめ 【現代社会】
・2006 木村の授業のすすめ 【倫理】
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とりあえず木村先生と同じ、
①どんな生徒に自分の授業を受けて欲しいか
②授業中の居眠り・携帯に、どう対処するか
にお答え頂けますか?
それに加えて個人的に聞きたいのは、
③「自由企画」ゼミにかける思い
です。
「ゼミ」という概念を根本からひっくりかえした(ように私には思える)このゼミを、どうして作ろうと思ったのか?実際どのように活動して、どのような成果をあげているのか、教えて頂けないでしょうか?
(この質問は私の独断によるものなので、実際載るかは今のところわかりませんが。汗)
では、ご協力お願いしますm(__)m
では、いわたさんのご質問にお答えしましょう。
わたしのモットーは、誰でもが、
「楽しい授業」
「わかりやすい授業」
そして、
「ためになる授業」
です。
だから、どんな生徒がいらっしゃってもいいんです。
たとえ国語が嫌いな生徒、でも、苦手な生徒でも・・・。
むしろ、そういう生徒が僕の授業を受けて、
国語が好きになって、得意になってくれることが、
国語教師としての私の醍醐味です。
授業中に居眠りや携帯してる生徒は、私の授業ではあまりいませんが、どうしても一人二人、たまにいますよね。
でも、それっていうのは、授業がつまらないからでしょ?
だったら、それは私の責任。
一応注意はしますが、反省すべきは私自身だと考えています。
そういう生徒が、こっち向いてくれてこそ、ホントの教師ですよね。
ゼミ(総合学習)は、「自由企画」っていうのをずーっとやってます。
というのも、私のゼミに来てくれた人には、ホントに自分がやりたいことを見つけて欲しいって思ってるから。
それから、「自由」ってけっこうムズカシイってことも学んで欲しいから。
自由になにやってもいいよと言われても、けっこうみんな困ってしまうんだよね。
でも、私は、総合学習の時間は生徒に、あれをやれ、これをやれとは、言いたくないんです。
とことん自分で考えて困って欲しい。
そこから自分の学びを出発して欲しいと考えているんです。
最後に木村先生からのおっしゃっているようなアピールですが、
わたしは、とにかく、授業に来てくれた生徒にフィットする授業をやりたいんです。
そういう意味では、ゼミに限らず、授業も「生徒から始まる」。
ただ、授業は総合学習とは違いもある程度、求められていることが絞られてくるので、生徒の皆さんを見ながら、みなさんが内心で「こうして欲しい」というようなニーズを私なりに察知して、授業を組み立てているつもりです。
だから、私の授業に関心のある生徒は、安心して私の授業を選んで下さい。
私は「あなたたちを見て」授業をプランニングします。
具体的な授業の様子は、私のブログ
「教育の扉 川嶋blog」で、すこしは様子をうかがえると思います。
http://blog.livedoor.jp/satonaoayu/
ぜひ、アクセスして見て下さい。
教室で自分の好きな絵を書いたり、詩や小説を書いたり
手芸、人形作りをやっていたり、
美術室をお借りしての絵画、造形
また、
トレーニングルームでの筋力トレーニング
など、いろいろな活動をしています。
また、国語の授業では、一回の授業の中で
「基本的な言葉の学習」と「文学作品の読解」
を二本立てでやってます。
小説などをみんなで読んでいるときは、私の読みを押し付けるようなことはせず、
みんなの読みを見にレポートなど゛で回収しながら、
丁寧に読んでいきます。
授業のスピードは、ゆっくりじっくりという感じなので、
だれにでも楽しんでもらえると思います。む