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ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 1 契約結婚

2018-09-30 20:22:52 | 映画・演劇・ドラマ

 きょうは、「契約結婚」しませんか?という提案です。マジです(笑)!

 ドラマ『逃げるは恥じだが役に立つ』(以下『逃げ恥』と略)は、モテないが、京都大学を出た正社員の男が、大学院卒の派遣切りにあった女と契約結婚するというお話です。
 「契約」はとにかくいいんです!

 さて、この二人のケースを見てみましょう。新垣結衣演ずる「森山みくり」と星野源演ずる「津崎平匡(つざき ひらまさ)」はひょんなことから、契約結婚することになります。
 もちろん、経済力はいうまでもなく津崎の方にあります。そうです。だから、この契約の「雇用主」にあたります。そして、みくりは「従業員」となるのです。

 契約ですから、「家事の範囲」と「時間」が決まり、それに対して、「給料」が支払われるのです。したがって「時間外手当」も発生します。「住宅手当」は「現物支給」ですね。そこに住んでいるわけですから。
 家事のやりくりをする必要上、みくりは「家計費の総額」も計上されます。もちろん、その内訳は逐次報告するわけです。計算ソフトで。支出は雇用主と相談で決定します。
 私の経験上、これはほとんど津崎の収入はガラス張り状態になってしまっています。併せて、月々給料が支払われているのです。

 契約結婚は「家事」の「時間と金額」の確定を行います。そのうえで、その担い手に対する「報酬」を金額として確定することになります。

 この契約を体験した女性が普通の結婚に応ずるでしょうか。僕は思います。これをもしやり遂げたら「革命」ですよ!

 これが成し遂げられるとみなさんの中にもいらっしゃると思いますが、女性の方が経済力のある方は、「主夫」を雇用するという関係にできるのです。というか、それが自然な関係なのです。

「おひとり様」で有名な上野千鶴子さんは、家事が経済という光で照らされない不幸をずっと明晰に訴えてきています。契約結婚は大変です。でも、これがなされると男女関係のもつれはかなり防げると思うのです。

さあ、契約結婚から始めましょう(笑)!

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