売る立場と買う立場
今日は、はじめにこんなことを考えたいんです。
普通、売買をしていて、おカネを持っている買う側と品物を売っている売る側を考えると、どっちが強いか?
まあ、普通は、絶対おカネを持っている方です。
ドラマ『逃げ恥』は契約結婚からはじまります。
カネを持っている雇用者であるモテない男が、大学院出の派遣切りにあった女を従業員として雇い契約結婚します。
普通は、男の方が強いのです。なぜなら、財布を握っているからです。
でも、唯一従業員が強い場合があります。当たり前ですが、需要と供給の関係です。女がガッキー(新垣結衣)ですよ!絶対、こっちが強いですよ。だって、引く手あまたですから。
恋愛ゲーム
さて、というようなことを前提にして、物語を進行させます。
物語は次第に「恋愛ゲーム」になっていきます。
「恋愛ゲーム」というのは相手の心を支配するゲームです。
「こんなかわいい人が支配できたら、・・・」
「この自信のないかわいい男の心を独り占めしたい」
二人は次第にこの「恋愛ゲーム」にのめりこんでいきます。
恋愛はゲームです。相手に選択肢をいかに捨てさせるかというゲームです。
ここで難しいのが、
「申し込む側」と「申し込まれる側」
あるいは
「愛している側」と「愛されている側」
の対立です。
わかりやすく言うと「愛する側」には、誰も立てます。すぐにでも。でも、 自分が
「愛されている側」
なのか、どうかは、いつまでたってもわかりません。
下手に「愛する側」に立つと、自分の弱さを告白することになりかねません。あげくに、
「あなたのことは・・・すみません」
っていわれかねないじゃないですか。
そうです。恋愛ゲームはここをめぐって行われるのです。
恋愛は「愛」の字がついていても、その本質において、愛とは関係がありません。関係がないというのが言いすぎだとすると、目的が違います、って言った方がいいかもしれませんね。
「いかに支配するか」
ここをめぐる勝負を決するゲームです。
しいて言うとその勝負に勝つために愛するってことなんじゃないでしょうか。
おもしろいのは、だから、負けたふりをして、「ボケ」て「ツッコませて」勝つということもあるんですよね。
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 1 契約結婚
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 3 好きの搾取
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