私は、受験命の学校こそ、単位制校化して、生徒に広範な選択権を与えるべきだ、と考えてきました。そして、講師も選択させるのです。そうしたとき、受験効率は、何倍にもアップするに違いありません。なぜなら、侮蔑を感情の基本に据えたのでは、成績が思わしくない生徒は、まちがいなく成長しないからです。侮蔑ではなく、共感から、できの悪いことで悩んでいる生徒への親身な関心から、しか、効率は生まれないだろうからです。受験、受験とアホのようにあおるだけの教師、ストレスだけを与える教師は、悩んでいる生徒たちには選択されないでしょう。現在は、学年制の学校では、まだまだ生徒の方が立場が弱いのです。こうした、閉じた状況には、教師の退行と固着は、ますます病像を深めます。受験は、刺激だ、とだけしか考えられない教員が落ちこぼしている、その原因は、〈退行による復讐〉というのが、私の仮説ですね。どうでしょうか? . . . 本文を読む
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