光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

香港と台湾の民主化運動は再びシンクロするか? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2019年07月03日 06時22分48秒 | 日記

香港と台湾の民主化運動は再びシンクロするか? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

香港と台湾の民主化運動は再びシンクロするか? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

 

《本記事のポイント》

  • 「逃亡犯条例」改正は「死人を見送る」ようなものだった
  •  香港情勢が台湾・民進党の勝利を左右するとしたら?
  • 「雨傘革命」につながった「ひまわり学生運動」

 

香港では「逃亡犯条例」改正をめぐり、大規模なデモが連日繰り広げられた。すでに報道されている通り、改正に反対する市民は200万人を超えた(主催者側発表)。そのなかには、「親中派」の香港ビジネスマンも参加しているという。

 

市民が掲げていた言葉は、「反送中」。「香港での犯罪容疑者を中国へ送ることに反対する」という意味だ。

 

この言葉は奇しくも、「最期を見届ける、死人を見送る」ことを意味する「送終」と同じ読み方である。実際、容疑者が香港から中国本土へ送られたら、政治色の強い不透明な裁判で裁かれる。まさに死人を見送るようなものだ。

 

 

「雨傘革命」につながった「ひまわり学生運動」

こうした香港の民主化運動は、台湾の民主化運動と強くシンクロしていることに注目したい。

 

2014年3月、台湾で中台間での「サービス貿易協定」をめぐり、「ひまわり学生運動」が起きたことは記憶に新しい。協定の批准を阻止するため、学生や市民が立法院に立て篭もった。

 

この運動を見て鼓舞されたのか、同年9月、香港で「雨傘革命」が起きた。中国の全人代常務委員会が、「香港の次期行政長官候補は、指名委員会の過半数の支持が必要であり、その候補者を2~3人に限定する」ことを決めた。これに対し、一部の知識人や学生らが立ち上がった。

 

そんな「雨傘革命」が進行中の11月下旬、台湾で統一地方選挙が行われた。当時の野党・民進党は「今日の香港は、明日の台湾」と主張して、大勝。これが2016年1月の台湾総統と立法委員選挙の大勝利にも繋がった。

 

 

香港情勢が台湾・民進党の勝利を左右するとしたら?

今回の「反送中」運動も、事の運び方によっては、台湾情勢とシンクロするかもしれない。

 

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、立法会での審議を急いだことを市民に謝罪した。だが、審議を無期限で延期しただけで、改正案は撤回していない。

 

習近平政権としては、威信(面子)にかけて、一刻も早く改正案を通過させたい。そのために最終的には、南部戦区の人民解放軍を香港へ送り込み、「反送中」運動を弾圧する可能性も否定できない。

 

さすがにG20大阪サミット前に強硬手段に出られないだろうが、7月以降ならばその確率は高まる。

 

一方、台湾においては、民進党の調子が正直言ってよろしくない。今年に入り、蔡英文総統は、無理矢理「同性婚」の立法を進めた。これに、民進党の強力な支持母体である台湾基督長老会(福音派)は怒り心頭。次期総統選挙では、蔡総統に投票しないだろう。

 

目下、野党・国民党からは郭台銘(かく・たいめい)鴻海元会長か、韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長が出馬する可能性がある。どちらになっても、蔡総統の勝算はさほど高くはない。

 

しかし、もし香港で「第二次天安門事件」が起きれば、来年1月の総統選挙で、中国共産党に近い候補者は敬遠され、結局、蔡総統が再選するかもしれない。

 

拓殖大学海外事情研究所

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~2005年夏にかけて台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。2011年4月~2014年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界新書)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連記事】

中国、貿易戦争の切り札にレアアース禁輸!? ヤケドするだけ【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15886

 

「自由の創設」のために報道を行っていきたいと考えています。1口1万円からご支援いただければ幸いです。

「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内


千眼氏との結婚を強要された? 【宏洋氏の嘘を検証する(1)】

2019年07月03日 06時19分29秒 | 日記

千眼氏との結婚を強要された? 【宏洋氏の嘘を検証する(1)】

 

千眼氏との結婚を強要された? 【宏洋氏の嘘を検証する(1)】

 

 

ユーチューブや月刊誌、週刊誌などで幸福の科学を誹謗中傷している大川宏洋氏が6月下旬、教団から懲戒免職処分を受け、名誉を毀損しているとして東京地裁に提訴された。

 

この問題については、本欄で何度も報じてきた。

 

ただ、宏洋氏の嘘は多岐にわたり、時系列も行ったり来たりしがちになる。そこで問題をすっきりさせるために、【宏洋氏の嘘を検証する】と題して、問題を整理していきたい。今回は、その1回目。

 

 

宏洋氏は「自分が千眼氏をふってやった」という話にしたかった

宏洋氏がこだわって訴え続けているのは、「結婚強制」「神託結婚」という嘘だ。

 

これは、父である大川隆法・幸福の科学総裁から、信者で女優の清水富美加さん(出家後、法名・千眼美子)と強制的に結婚させられそうになった、というもの。断ると総裁が怒り狂ったため、嫌気が差して自分から教団を飛び出した、というストーリーになっている。

 

宗教に偏見を持つ人なら、「ありそうな話だ」と信じてしまうかもしれない。だが事実は、真逆である。

 

そもそも宏洋氏は自ら千眼氏に近づき、周囲に「結婚したい」と語り、総裁が結婚を強要したという話に自分からすり替えていった。

 

2017年11月18日、映画「さらば青春、されど青春。」撮影後の報告を受けるため、製作総指揮をした総裁が、主演の宏洋氏とヒロイン役の千眼氏、幹部数人と会食を開いた(表1)。

 

この会食の場で突然、宏洋氏が、「千眼さんとの結婚の話は出さなくていいんですか?」と言い出したため、総裁は何のことか分からないという様子で「そういう話はありません」と言うと、千眼氏が「ああ、よかった」と安心したように笑顔を見せた。

 

恥をかかされたと思ったのか、感情を抑えきれなくなった宏洋氏は、その場で奇妙な行動に出る。

 

実は当時、宏洋氏は、教団が運営する芸能事務所「ニュースター・プロダクション(NSP)」の社長を務めていたが、そこに所属する女性タレントと交際中だった。

 

この交際自体が非常識なものだが、その後、宏洋氏は、この女性タレントとの結婚を許してほしいと総裁に願い出た。しかし、総裁から公私混同をたしなめられたため、怒り狂った宏洋氏は直後にスタッフに連絡を入れ、「幸福の科学を辞める」と口走った。これが本当に起きた事実である。

 

秘書を務めた男性によると、宏洋氏は、外面はいいが教団の職員を見下す傾向があり、教団の近しい人々の間でも、プライドが高いことで知られているという。

 

大川総裁が今年2月に開いた問題の説明の場でも言及しているように、宏洋氏は「自分が千眼氏をふってやった」という話にしておかなければ、プライドが許さないのだろう(2019年2月22日付本欄 「清水富美加との結婚強制」はまったくの嘘 大川総裁が宏洋氏と週刊文春の間違いを指摘 参照)。

 

 

千眼氏は、心身ともに限界で、ドクターストップがかかった。

また宏洋氏は、「自分と結婚させるために、総裁は千眼氏に前の芸能事務所を辞めさせた」という主張も繰り返している。だが、前出の「結婚強制」と同じく、これも嘘である。

 

時間は少しさかのぼるが、千眼氏(出家前の清水富美加氏)は中学生だった2007年にスカウトされたが、その芸能事務所では、思想信条に合わない仕事をやらされ、自殺未遂を繰り返すほど、苦しい環境が長く続いていた。

 

2016年7月、つらい仕事が重なった清水氏は心身ともに衰弱。知人に相談し、教団の施設で祈願を受けたが、なぜか宏洋氏も参列した(表2)。その後、宏洋氏は友人を介して飲み会に誘うなど清水氏に接触を図ったが、断られている。

 

翌17年1月17日、幸福の科学で清水氏の守護霊霊言が行われると(表3)、宏洋氏は5日後、清水氏とその父親を教団施設に呼び出し、霊言の映像を見せた(表4)。すると清水氏が、今の仕事を辞めてもいいともらしたため、自分の手にあまると考えた宏洋氏はその足で、清水氏を総裁に会わせた(表5)。

 

「死にたい」とまで考えていた清水氏を救うため、数日後、総裁は清水氏の出家を許し、「千眼美子」という法名を与えた(表6)。清水氏はその後も仕事を続けたが、精神的にも肉体的にも限界を迎え、ドクターストップがかかり、同年2月、ついに仕事を継続できなくなった(表7)。

 

これが、千眼氏が出家に至った経緯だ。

 

宏洋氏は「結婚強制」とセットで、「自分と結婚させるために、総裁は千眼氏に事務所を辞めさせた」と主張するが、以上の経緯のように、彼の主張が嘘であることは明らかだ。

 

千眼氏をめぐる主な宏洋氏の動き

2016年1月 宏洋氏が幸福の科学副理事長 兼 NSP社長に就任
 7月 清水氏が祈願を受ける。宏洋氏参列 (2)
2017年1月17日 清水氏の守護霊霊言が行われる (3)
 1月22日 宏洋氏が清水氏に霊言映像を見せる (4)
大川総裁が清水氏と父親と面談 (5)
 1月24日 清水氏の出家が決定。法名・千眼美子授与 (6)
 2月6日 清水氏はこの日まで旧事務所の仕事
 2月7日 清水氏にドクターストップがかかる (7)
 2月12日 スポーツ紙で清水氏(千眼氏)の出家が報じられる
 11月18日 大川総裁が、宏洋氏や千眼氏、映画関係者と会食 (1)
 11月23日 宏洋氏、NSP(株)社長解任
2018年9月7日 宏洋氏、幸福の科学を休職することに同意
 9月12日 宏洋氏、休職の説明を人事担当と弁護士から受ける

 

【関連記事】

2019年6月27日付本欄 嘘をつくことは「言論の自由」ではない 【宏洋氏・保守雑誌「WiLL」の嘘(3)】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15955

 

2019年6月26日付本欄 「なりきる」ことを霊言と称する宗教的教養の足りなさ 【宏洋氏・保守雑誌「WiLL」の嘘(2)】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15948

 

2019年6月26日付本欄 宏洋氏が主張する「神託結婚」はまったくの嘘 【宏洋氏・保守雑誌「WiLL」の嘘(1)】

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15946


日本政府、徴用工問題で対抗措置を発動 さらなる制裁の検討を

2019年07月03日 06時18分30秒 | 日記

これだけ知っトクNews(7月2日版) 日本政府、徴用工問題で対抗措置を発動 さらなる制裁の検討を

 

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 日本政府、徴用工問題で対抗措置を発動 さらなる制裁の検討を
  • (2) 日銀、短観を発表 最も注目された大企業の景況感が悪化
  • (3)「自民党離れ」が加速 保守系の識者が安倍政権への批判を展開