国会を行政府の監視下に・・・<o:p></o:p>
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秘密保護法案では、「国権の最高機関」たる国会が行政府の監視下に置かれることになります。<o:p></o:p>
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秘密保護法案では「秘密」を国会に「提供」するにあたって非公開の「秘密会」であることを要求。「秘密会」で知った秘密を漏らした場合は、国会議員ですら懲役5年の処罰を受けます。<o:p></o:p>
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「秘密会」に参加した議員が所属政党に持ち帰って議論することも、専門家の意見を聞くこともできません。当たり前の議会政治、民主主義がマヒしてしまいます。<o:p></o:p>
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これだけの縛りをかけても、なお、行政府が「我が国の安全保障に著しい支障を及ぼす」と判断すれば、結局、秘密を公開しないとしています。<o:p></o:p>
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官僚・行政機関の判断一つで国会に重要な情報が全く出てこないことになります。<o:p></o:p>
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国会は主権者国民の代表機関、国政調査権(62条)を持ち行政府を監視するのが仕事です。しかし、秘密保護法案によって国政調査権は形骸化され、その役割を果たせなくなります。<o:p></o:p>
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少数党が政府・与党を追及することを通じて国民の「知る権利」に応えることができなくなります。<o:p></o:p>
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秘密保護法案は、国会が行政府を監視する体制から、行政と官僚が国会を監視下におく「専制」へと逆転させるものです。<o:p></o:p>
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