かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【学生・求職者への背信行為】

2016-11-10 09:20:54 | 国会
昨日のしんぶん赤旗。

日本共産党の倉林明子参議院議員が参院厚生労働委員会で、女性新入社員を過労自殺においやった電通を「子育てサポート企業」(くるみん認定)として厚労省が認定していたことを取り上げる。

「ブラックな実態を隠してホワイト企業に化けさせることを『白粉(おしろい)企業』だという。白粉をしていたのが厚労省とはもってのほかだ。学生・求職者への背信行為だ」と追及。

厚労省は、2007年、13年、15年と電通をくるみん認定しています。電通のくるみん認定は、女性新入社員の過労自殺が大きな問題となり、11月1日に電通からの認定辞退の申し出により失効となっています。

本来は、電通の申し出を待つまでもなく、厚労省が認定を取り消すべきだと思いますが。

しかも、腹立たしいのは、電通は2013年にも過労自殺があり、14年、15年と繰り返し長時間労働の是正勧告を受けていたのに厚労省が「子育てサポート企業」のくるみん認定をしていたことです。

倉林参院議員が「電通のような悪質企業を認定したことが大きな間違い」と批判したことに対し、塩崎厚労相は「認定をしたが、今回の事態になり大変遺憾」と認めました。

さらに倉林議員の追及によって明らかになったのは、くるみん認定より高い基準の「プラチナくるみん」認定を受けている大企業の残業時間協定の中身。

アサヒビール90時間、伊藤忠100時間、武田薬品120時間と、過労死ライン越えのオンパレード。

倉林議員は「少なくとも、過労死ラインを超える残業時間協定を結んでいる企業に対する認定は取り消すべきだ」と厳しく求めました。

厚労省による監督指導結果では、長時間労働が疑われる8530社のうち6501事業場法令違反があり、時間外労働が月100時間を超える労働者がいた事業場は2860もあるそうです。

働く人の命を守るために実効ある規制が必要です。



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