かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【緊急事態条項③~安保法制(戦争法)との関係は~】

2016-01-28 00:02:07 | 政治
【緊急事態条項③~安保法制(戦争法)との関係は~】
「緊急事態条項」の本当の目的は安保法制との関係にあります。

自民党改憲草案の「緊急事態条項」(98条)が緊急事態の第一に「外部からの武力攻撃」をあげているように、結局、安倍政権が進める「戦争する国づくり」の完成に必要なのが緊急事態条項です。

戦争する国づくりには憲法9条の改憲だけではなく、国内体制の整備が欠かせない。その一環をなすのが「緊急事態条項」です。

戦争を進めるにあたって、情報の統制、物資の統制、国民を動員する体制が必要になります。戦争をスムーズに進め、反対する人々を抑えつける仕組みもほしい。そのために、どうしても憲法を停止してしまう「緊急事態条項」が必要になってきます。

自民党改憲草案では「人権停止」とまでは書かれていません。しかし、「法律と同一の効力を持つ政令」の制定が可能とされています。

つまり、国会が制定する法律に基づき、法律の範囲内で行政がおこなわれるという法治行政の原則が停止し、いわば自作自演の行政が行われることになります。

行政権も大きく裁量範囲が拡大し、訴訟を起こしても問題となった行政処分が裁量の範囲内ということで合法化される可能性が高くなる。
その意味で、事実上、事実上、人権条項が停止されることにつながっていきます。

わたなべ結大阪府青年学生委員会責任者(参議院選挙・大阪選挙区予定候補)


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