かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

【「節電要請」のない夏】

2016-08-01 15:00:44 | 原発・エネルギー問題
【「節電要請」のない夏】
夏本番。気温もあがり電力消費も急増する時期ですが、今年の夏は、東日本大震災が起きてから初めて、政府が「節電要請」をしていない夏です。

福島原発事故の後、ほとんどの原発は停止していますが、節電や再生可能エネルギーの利用拡大で、電力不足が起きなくなっているからです。

原発を再稼働しなくても電力が足りている事実は重要です。

政府がまとめた「2016年夏季の電力需給対策」によれば、原発がない沖縄電力を除いた9電力会社で8月の最大電力需要の見込みは1億5550万キロワット。9電力会社の供給力1億6967万キロワットを1417万キロワット下回ります。

ふつう3%を超えていれば大丈夫とされる電力予備率は9.1%となっており、電力不足は起きない計算です。

電力会社ごとで見ても予備率が低い中部電力で6.7%、四国電力で5.8%など、問題のない水準。

現在、稼働している原発は九州電力の川内原発1、2号機だけ。

この夏の電力需給の見通しは、原発がほとんど停止していても電力が賄えることを示しています。
安倍政権が再稼働を急ぐ口実は破たんしています。

もともと技術的に未完成で、事故が起きればコントロールができなくなる原発を、世界有数の地震列島である日本に建設する危険性は福島原発事故で明らかです。

事故が起きてからでは取り返しがつきません。原発再稼働を中止して、脱原発へ踏み出すべきです。