中小貸出比率が最低
三大銀行発足後 海外向けは拡大
三大銀行グループの中小企業等向け貸出比率が2005年の「三メガ」発足後、最低になったことが15日、各行が発表した13年3月期連結決算で分かりました。政府・日銀は「異次元の金融緩和」で巨額のお金を銀行に供給していますが、中小企業にはいっこうに流れていないことが改めて浮き彫りになりました。
三菱UFJ、みずほ、三井住友フィナンシャル・グループの国内貸し出しに占める中小企業等向け貸出比率は、13年3月期決算では60・4%。これまで最低だったリーマン・ショック直後の09年3月期の60・8%を下回りました。各行ごとに見ると、三菱UFJ57・24%(12年3月末比2・92ポイント減)、みずほ56・3%(同0・4ポイント減)、三井住友69・5%(同0・9ポイント減)と、いずれも12年3月期より中小企業等向け貸出比率を減らしています。
中小企業等向け貸出残高は、三メガ合計で103・3兆円。12年3月期より約9000億円減らしました。
各行は中小企業等向け貸し出しを減らす一方、海外向け融資を拡大しています。
日本共産党・大阪3区(住吉区・住之江区・大正区・西成区)国政対策委員長
わたなべ結
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