古美術 崎陽

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長崎の歴史~天領時代の長崎~34

2013-06-07 06:05:08 | 長崎の歴史
『町年寄』~24


~幕府瓦解後の町政~1


慶応4年(1868)鳥羽・伏見の戦いで

幕府軍が敗れたと知らされた

長崎奉行・河津伊豆守祐邦は、

1月14日の夜にイギリス船で江戸に脱出。

河津に後を託された福岡藩聞役の粟田貢は、

当時長崎にいた諸藩の者や

長崎の地役人の薬師寺久左衛門達と協議し、

新政府からの沙汰が下るまで

これまで通りに諸事を取り図る事を決める。

諸藩の藩兵や地役人の子弟や

地元の剣客で組織された振遠隊が治安の維持に当たり、

薩摩藩や長州藩等16藩による協議体が

長崎の政務を合議で行う事となった。


長崎奉行所西役所に長崎会議所を設置し、

町方係を設け、その下で従来の乙名を肝煎行事と改め、

町方行政を担わせた。




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