古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

長崎で活躍した人~「司馬江漢」~2

2013-02-19 04:55:39 | 長崎の歴史

安藤氏の子として延享4年(1747)江戸四谷に生まれた。

名は安藤吉次郎という。

のち唐風に姓を司馬、名を峻に改めた。

字は君嶽、江漢は号である。

生まれつき絵を好み、

宝暦11年(1761)15歳の時父の死を切っ掛けに、

表絵師の駿河台狩野派の狩野洞春(美信)に学ぶ。

しかし次第に狩野派の画法に飽きたらなくなり、

明和半ば頃おそらく平賀源内の紹介で

南蘋派の宋紫石の門に入る。

ここで漢画の画法を吸収しつつ、

紫石と交流のあった鈴木春信にも学んで浮世絵を描いた。

ただし、初めに狩野派を学んだのは確かだが、

師事した順番は諸説あってはっきりしない。

後に洋風画を描くに至った。

源内と接点があり、

彼を通じて前野良沢や

小田野直武に師事したとも言われている


享年72。
古美術崎陽 長崎の歴史