幕末の長崎で活躍した人~「ケンペル」~11 2013-02-01 05:25:07 | ホームページ更新 今井正による日本語訳はドーム版を底本としており、 ケンペルの草稿とは所々でかなり異なっている。 よって現在のケンペル研究は、 原典批判版をはじめとするケンペル全集や、 大英図書館に所蔵された各種ケンペル史料に基づくのが、 世界的なスタンダードとなっている。 それに加えて気をつけなければならないのは、 『日本誌』から読み取れるのは あくまでもケンペルの眼から見た元禄日本の像であり、 当時の日本の〈実態〉を描くための一次史料としては 決して使えないことである。 古美術崎陽 長崎の歴史